コーチングを受けている人の数について
国際コーチング連盟(ICF)が2022年にプライスウォーターハウスクーパースの国際調査部門に依頼し、「コーチングに関する世界の消費者意識調査」を行った結果、25歳~34歳の年齢層で47%、55歳以上で20%がコーチングを行っているという結果でした。これは、全世界での調査結果ですので、例えば日本国内の25歳~34歳の2人に1人にコーチがついているかというと信じられないかもしれません。ただ、経営層で言うと、日本国内でもかなりの方にコーチがいると感じています。また、大都市圏にお住まいの方やフルタイムワーカーの参加率が高いという結果も出ています。
では、どんなコーチにコーチングをやってもらうといいのでしょうか?
今日は、それをコーチに確認する3つの質問をお伝えしましょう。
- 1.コーチングの勉強はどうしておられますか?
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これは、コーチが常に勉強しているかどうかの確認の質問です。コーチングは、常に変化しています。 例えば、20年前に言われていたことが、今では使われていないこともあります。(変わっていないことも多いですが…)なので、この質問に対して、過去勉強した時の話のみであれば要注意です、今もしっかりと勉強している、常に学び続ける姿勢がコーチには必要です。
また、この質問の代わりに「コーチングの資格はどんな資格を持っておられますか?」も良いかと思います。コーチの中には資格のない方や個人的なコーチ資格であったりすることがあります。それを否定するわけではありませんが、もし選ぶとしたらしっかりとした審査制度のある国内・国際の資格を持っている方が良いかと思います。もちろんその資格も取って終わりではなく2~3年で更新しないといけない(学び続けないといけない)制度のあるものが良いと思います。 - 2.クライアントは何人(延べ、現在)いらっしゃいますか?
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これは、きちんとコーチングをしているかどうかの確認です。やはり、コーチングを受けるなら実績や経験が大切です。経験で言うと延べ人数(ちょっと自分は数え直さないといけませんが(笑))、近々の状況で言えば現在の人数も訊いてもいいかもしれません。ただ、実績の中で誰に対してコーチングをしているというのは守秘義務があるので基本的に言いませんので、ご注意ください。(クライアントさんの了解があれば話すこともあります)
- 3.貴方のコーチは何人(延べ、現在)いらっしゃいますか?
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コーチングが素晴らしいと言っているはずのコーチにその人のコーチがついていないとなれば矛盾が生じて、本当にコーチングって役に立つのか不安になりますよね。良いコーチには必ず素晴らしいコーチがいらっしゃるはずなので、試しに訊いてみると良いかと思います。この質問の時は誰にコーチングをしてもらっていたのか、今どんな人にコーチングをしてもらっているかも併せて訊くことができます。(守秘義務はないので)
あと、大切なことは、コーチとの相性です。やはり人と人の関わりなので性格が合う合わないがありますので、例えばコーチングを受けてみたいコーチのホームページを見に行ったり、どんな考え方をされているか調べたり、評判を聴いたりするのもよいかもしれません。
コーチングは、現在、個人や企業で利用されており、役員や従業員の自己解決能力を高め、主体的に行動するための支援として行われます。コーチングを受けることで、従業員は指示待ちをせず、自ら考え行動する自走型の人材へと成長するきっかけとなります。
今日は、コーチを選ぶ際のより良いコーチの選び方についてお話ししました。
今日も佳き日に
コーチミツル