163.やれることを、やってきた⁉︎(「大切なこと」に余白をそえて)

「重要度と緊急度

この言葉を意識するようになったのは、コーチングを学んでからでした。

でも、それ以前の私は、とにかく目の前のことに向き合う毎日でした。

というより、そうするしかなかった──というのが正直なところです。

3人の息子が同時に熱を出した日

30年ほど前のことです。

早朝から3人の息子が一度に熱を出したのです。

急遽仕事を休んで、私が車を運転。

妻が心配そうに3人を見つめながらただただ病院へと急ぎました。

「今すぐ、何とかしなければ」

その思いだけで体が動いていたのを覚えています。

その20年後、父と母を救急搬送

時は流れて10年前。

父と母の体調が立て続けに急変し、数ヶ月の間に私は救急車に3度同乗しました。

その頃には、「これは緊急であり、そして重要なことだ」と、頭では理解していました。

でも、やっていることは結局同じ。

ただ、やれることを、やってきた。それだけなのかもしれません。

今、自分が大切にしている考え方

今の自分は、「重要なこと」に意識的に時間を使うようにしています。

そして、その中にあえて余白を残すようにしています。

なぜなら、急に何かが起きたときに、その余白が自分を支えてくれるからです。

日々の生活で「緊急」なことは突然やってきます。

でも、「重要なこと」にしっかり向き合っておくと、慌てずにすむことが増えてきました。

緊急度 × 重要度の考え方(かんたん解説)


緊    急緊急じゃない
重    要今すぐ動くこと
(病気・事故)
将来のために備えること
(健康・人間関係)
重要じゃない他人の都合
(依頼・雑務)
ダラダラ時間
(意味のないネットサーフィン)

大切なのは、

**「緊急じゃないけど重要なこと」**に日頃から時間を使うこと。

それが、いざというときの「備え」になります。

将来の自分が“ありがとう”って言ってくれる時間を

最近の自分は、こんな問いをよく自身に投げかけています。

「これは将来の自分が“ありがとう”って言ってくれるかな?」

たとえば…

  • 朝、神棚と御先祖に静かに手を合わせて感謝する
  • 健康を保つために筋トレをしたり、バランスの良い食事を心がける
  • 自分が自分であるような趣味を楽しむ(自分はジャズとか)
  • 畑に出て、自然に触れながら野菜を育てる

こうした時間は、すぐに目に見える成果があるわけではありませんし、形として成果が見えないかもしれません。

でも、未来の自分を支えてくれる「土台:基盤」になると信じています。

大切なことに、余白をそえて

子どもたちを抱えて病院に走った日も、

父と母の救急車に付き添った日も、

「誰かを想う心」だけは変わっていません。

何が正解かわからない中で、私はただやれることを、やってきた。

あの時の自分も、今の自分も、

だからこれからも、

大切なことを大切にしながら

その中に余白をそえて、生きていきたいと思います

今日も佳き日に

コーチミツル

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