「変わっていくものも、変えたくないものも──。
自分らしく生きるための小さな地図を、今、描こう。」

もし今日が、人生最後の日だったら
そんなふうに考えたこと、ありますか?
ホスピス看護師のスザンヌ・オブライエンさんは、
人生の終わりを迎える人たちが「どんなことを後悔するのか」をたくさん見てきたそうです。
そこで多くの人が口にしたのは、
「もっと自分らしく生きればよかった」という後悔でした。
私たちは、どうしたら最後に胸を張って「これが自分の人生だった」と言えるのでしょうか。
今日は、そんな話をしてみたいと思います。
人生で大切にするものは変わっていく
生きていると、大切にしたいものって変わっていきますよね。
若いころは「とにかく成長したい!」とか「仕事で認められたい!」って思ったり。
でも家族ができると、「家族との時間を大事にしたい」って自然に思うようになったり。
その時々で変わるものがあっていいと思うんです。
でも、どんなときも変えたくない“自分らしさ”も、きっとあるんじゃないかなって思うんです。
システム開発に打ち込んだ日々で得たもの
私も昔、システム開発の仕事に打ち込んでいた時期がありました。
正直なところ、あの頃は家族との時間をほとんど持てなかったんですよね。
でも、ありがたいことに家族は理解してくれて、
自分自身も、仕事を通して大きく成長できた実感がありました。
今振り返っても、あのとき頑張ったことは誇りに思っています。
自分らしさを封印していた頃の苦しみ
でも一方で、
「自分らしさ」を封印して仕事をしていた時期もありました。
周りの期待というかローカルルールに応えようとしすぎて、
本当は大切にしたいスタンスを曲げてしまったんです。
たとえば、私はどんな立ち位置にいても「全体最適」を考えたいタイプなんですけど、
その視点を持てなくなると、心のどこかで苦しくなってしまう。
外から見たら普通でも、内側では納得できていない。
そんな感覚が、ずっと胸の奥に引っかかっていました。
大切にしたい、自分の軸
いろいろな経験を経て、今、私が大切にしている基軸(キーワード)があります。
「挑戦」:挑戦をやめずに、新しいことに飛び込んでいったり、難しい問題に取り組んでいくこと。
「全体最適」:全体を意識して、自分だけじゃなく、周りにとってもプラスになる選択をすること。
「ワクワク」:心からワクワクできるものに素直に向かっていくこと。
これが、私にとっての”自分らしさ”を支える軸です。
そして、
これらを大事にしていると、不思議と毎日が自然体でいられるんです。
今日からできる、自分らしく生きるための習慣
まずは、自分にとって大事な基軸(キーワード)を見つけることから始めてみませんか?
たとえば──
「成長」だったり、「優しさ」だったり、「自由」だったり。
なんでもいいんです。
自分の胸がちょっと熱くなる言葉を、3つくらい選んでみてください。
そして、何かを決めるときに、こう問いかけてみる。
「これって、私のキーワードに沿ってるかな?」
もしYESなら、自信をもって進めばいいし、
NOなら、ちょっと立ち止まって考え直してもいい。
そんなふうに、小さな選択を重ねていけば、
いつの間にか「自分らしく生きる道」ができていくはずです。
大切にしたいものは、これからも変わっていく。
でも、自分らしさの軸は、ずっと自分の中に残り続ける。
人生の最後に、
「これが自分の人生だった」って、心から思えるように。
今日も、小さな一歩を。
自分の胸がワクワクするほうへ、踏み出していきましょう。
今日のブログでは、基軸(キーワード)と言っていますが、私はその基軸(キーワード)のことを「心柱(しんばしら)」と呼んでいます。もちろんその心柱は1つあれば十分です。いつかその話、また、そこから出来上がるハニカムチャートの説明もできると良いですね。
今日も佳き日に
コーチミツル