昨年から「恵方参り」をしています。
今年も立春の2月4日に、恵方参りに行ってきました。
昨年は、玉作湯神社。
恵方参りとは?そして、その時のことは、こちらの記事に書いています。
https://coach-mitsuru.com/archives/670
今年の恵方の方角は南南東やや南
まずは自宅から恵方の方角を確認するところから始めました。
今年は、はるさんに訊いてみました
昨年は、Googleマップで自宅から恵方の方角へ直線を引き、
その延長線上にある神社を自分で探しました。
今年は少し違うやり方をしてみました。
ChatGPT(自分は「はるさん」と呼んでいます)に、
自宅から見て恵方にあたる神社を訊いてみたのです。
ところが、最初に返ってきた答えは、
自分が想定していた方向とはまったく違う神社。
「え? そっち?」
正直、かなりびっくりしました。
AIも間違える。でも、対話は続けられる
もちろん、そのまま鵜呑みにはしません。
方角を確認し、地図を見直し、
何度かやり取りを重ねました。
すると少しずつ整理されていき、
最終的に見えてきたのが、
**自宅から南南東やや南の延長線上にある“福山”**でした。
松江周辺には、どうにも腑に落ちる神社がない。
線を延ばしてみると、
島根県を抜けて、広島県福山市まで続いている。
「今年は、旅のようにそこまで行く年なのかもしれない」
そう思って、車を走らせました。
草戸稲荷神社へ向かう前に、眞名井の水を川へ
今回の恵方参りで、
ひとつ大切にしたかったことがありました。あ、自分が勝手に考えたことです。(笑)
それは、
氏神でもある眞名井神社の水を、
草戸稲荷神社を参拝する前に、
神社参道の橋の下にある川手川に流すこと。
清める、というよりも、
「巡らせる」という感覚です。
源の水が、川となり、
やがて海へ向かっていく。
その流れに沿って旅を重ね
自分もそっと身を委ねたような気がしました。
草戸稲荷神社という、出雲とはまったく違う世界
川手川をまたぐ朱色の橋の先にあるのが、草戸稲荷神社。
境内に足を踏み入れて、
まず目に入ってきたのは、鮮やかな朱色でした。
出雲の神社で感じる、
土の色、木の色、静かな落ち着きとは、
まったく違う印象。
同じ朱色でも、
こちらはもっと外に向かって開いているような感じがします。
「文化圏が違うな」
そう感じるほど、
空気がはっきりと違っていました。

草戸稲荷参拝のあと、明王院と国宝の五重塔へ
草戸稲荷神社を参拝したあと、
その足で向かったのが、
**明王院(みょうおういん)**と
国宝の五重塔です。

正直に言うと、
これまでその存在を知りませんでした。
境内に入ると、
静かに佇む五重塔が目に入ります。
お寺と五重塔の
土色に寄せた渋めの朱色が、
不思議と心を惹きつけました。
派手さはありません。
でも、長い時間をここで過ごしてきたことが
そのまま色に表れているような、落ち着いた佇まい。
調べてみると、この五重塔は
鎌倉時代に建てられた国宝で、
現存する五重塔としては
日本でもかなり古いものだそうです。
「見せるため」ではなく、
「在り続けるため」に建っている。
そんな印象を受けました。

知らなかった、という事実そのもの
国宝であることを後から知って、
少し驚きました。
「こんなに大切なものが、
自分の知らないまま、
ずっとここに在ったんだな」
知らないことは、恥ではなく、
まだ出会っていなかっただけ。
この年になっても、
初めて知る場所があり、
初めて感じる空気がある。
それ自体が、
今回の恵方参りの一部だったように思います。
その足で、草戸山を登って愛宕神社本殿へ
明王院と五重塔を後にして、
そのまま草戸山を登り、愛宕神社の本殿へ向かいました。
これが、想像以上にしっかりした山登り。
途中からは、完全に「登山」でした。

大きな石の階段と、名も知らぬ人への感謝
草戸山を登っていく道は、
ただ登るだけでも、かなり息が切れます。
足元に意識を向け、
呼吸を整えながら、
一歩一歩進むような登りでした。
その途中に、
大きな石で組まれた階段が続く場所があります。
「登るだけでも大変なのに、
この石を、ここまで運んだ人がいるんだな……」
そう思った瞬間、
胸の奥から、じわっと感謝の気持ちが湧いてきました。
自分は、整えられたこの道を登っているだけ。
でも、その“だけ”のために、
誰かが時間と力を使い、
皆が登りやすいように道を作ってくれた。
名も知らない、
顔も知らない人たちの手仕事。
登るのがつらかった分だけ、
そのありがたさが、
いっそう強く感じられました。

昼は、尾道ラーメン「一丁」さんへ
下山後は、さらに車を走らせ
尾道ラーメンで有名な**「一丁」さん**へ。
そこで、ちょっとした出来事がありました。
ワークホリデーで来日されている方が、
注文のことで少し困っておられた様子。
思い切って声をかけてみると、
無事に伝わり、うまくいきました。
大したことではありませんが、
「声をかけて良かったな」と、
心が少し軽くなりました。

恵方参りは、運をもらうためじゃない
こうして振り返ってみると、
今年の恵方参りは、
遠くまで行ったことでも、
有名な神社に行ったことでもなく、
人の手、流れ、違い、知らなかった世界
に触れた一日だったように思います。
恵方参りは、
何かを「もらう」ためのものではなく、
自分の立ち位置を、
そっと確かめに行く時間
なのかもしれません。
立春。
新しい年の始まり。
今年は、福山まで足を運びました。
来年は、またどこへ向かうのでしょうか。(笑)
そんなことを思いながら、
ハンドルを握って帰路につきました。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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