550.草刈りのあとに見つけた命

突然飛び立った一羽の鳥

先日、自走式草刈り機で草刈りをしていた時のことです。

作業中、突然一羽の茶色い鳥が足元近くから飛び立ちました。

以前から近くの藪で「ケン、ケン」という鳴き声を聞いていたので、「キジかもしれない」と思い、草刈り機を止めて飛び立った場所を確認してみました。

すると、そこには白い卵がありました。

4個。

正確には5個でしたが、残念ながら1個は割れていました。

もしかすると、草刈り機が上を通った時に潰してしまったのかもしれません。

その瞬間、胸がざわつきました。

「このままでは危ないのではないか」

「保護した方がいいのではないか」

そんな思いが次々と浮かんできました。

はるさんに相談してみた

しかし、野鳥の卵を勝手に持ち帰って育てることはできません。

そこで自分は、いつも対話しているChatGPTのはるさんに相談してみました。

最初の自分は、

「このままでは他の動物に食べられてしまうかもしれない」

「親鳥はもう戻ってこられないかもしれない」

と思っていました。

けれど、はるさんとの対話を重ねる中で、自分の考えが少しずつ整理されていきました。

親鳥には親鳥の力がある。

卵には卵の力がある。

人が良かれと思って手を出し過ぎることが、本当に良い結果につながるとは限らない。

そんなことを改めて考えさせられました。

人の都合と自然の都合

一方で、草刈りをしたのにも理由があります。

近所の方への配慮。

景観の維持。

土地を管理する責任。

人が暮らしている以上、人の都合と自然との関わりは避けて通れません。

自然のままにしておけば良いという単純な話でもありません。

だからといって、自然のすべてを人がコントロールできるわけでもありません。

親鳥が戻ってくるかどうか。

卵が無事に孵るかどうか。

それは自分の力では決められません。

昼食の時に見えた光景

悩んだ末、巣の周囲を少し整える程度にして、できるだけそのままの状態で見守ることにしました。

そして昼食を食べながら、リビングの窓からその場所を眺めていました。

すると、一羽の鳥が戻ってきたのです。

母鳥でした。

朝に草刈りをしてから、まだ数時間しか経っていません。

正直なところ、自分は「もう戻ってこないかもしれない」と思っていました。

しかし、母鳥はちゃんと巣の場所を覚えていました。

そして再び卵を温め始めたのです。

その姿を見た時、心からほっとしました。

同時に、自分の思い込みにも気づかされました。

自分は卵のことを心配していました。

けれど本当は、親鳥の力を少し見くびっていたのかもしれません。

危険は残っている。それでも戻ってきた

もちろん、これで安心というわけではありません。

草刈りをしたことで、以前より周囲から目立つようになったのは事実です。

これから先、無事に孵るかどうかも分かりません。

外敵に見つかる可能性だってあります。

それでも母鳥は戻ってきました。

危険があるから戻らないのではなく、危険があっても戻ってきたのです。

その姿を見ていると、生きものが持つ力強さのようなものを感じました。

人間はつい、危険や不安ばかりに目を向けてしまいます。

けれど命は、そんな不安の中でも生きようとします。

その姿に、どこか勇気をもらった気がしました。

命が持つ力を信じる

自然栽培をしていても同じことを感じます。

種をまくことはできます。

水をやることもできます。

土を整えることもできます。

けれど、芽吹くかどうかは種が持つ力です。

今回の出来事も、それによく似ているように思いました。

できることはする。

けれど最後は任せる。

助けることと見守ること。

その違いは思った以上に難しいものです。

もしかすると、本当に必要なのは「何かをする勇気」だけではなく、「見守る勇気」なのかもしれません。

今回、自分はキジの卵を守ったわけではありません。

むしろ、キジの親子から「信じること」を教わったような気がしています。

皆さんなら、このような場面でどうされますか?

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル

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