598. 来た時よりも美しく。(人生も、少しだけ良くして次の人へ。)

子どもの頃、遠足や修学旅行で先生からよく言われた言葉があります。

「来た時よりも美しく。」

お弁当を食べ終えた後、遊んだ後、宿泊した部屋を出る前…。

当時は「ゴミを拾いましょう」という意味くらいに思っていました。

でも今振り返ると、この言葉は掃除の話だけではなく、生き方そのものを教えてくれていたように思います。


この言葉は、どこから来たのだろう

「来た時よりも美しく」という言葉の起源は一つに定まっているわけではありません。

日本には昔から

「立つ鳥跡を濁さず」

ということわざがあります。

また、20世紀初頭に始まったボーイスカウト運動でも、

「自分が見つけた時よりも、世界を少し良い状態にして残そう」

という精神が受け継がれています。

こうした価値観が、日本の学校教育や遠足、宿泊学習の中にも自然と根付き、「来た時よりも美しく」という言葉が広く使われるようになったのでしょう。


世界が驚いた日本人の行動

サッカーワールドカップでは、日本代表のサポーターが試合後にスタンドのゴミを拾う姿が、世界中で何度も話題になりました。

さらに、日本代表はロッカールームまできれいに整えて会場を後にします。

2026年、森保一監督は海外メディアからその理由を尋ねられ、

「『帰る時は来た時よりも美しく』という言葉を、多くの日本人は知っています。」

と答えました。

特別なことをしているという感覚ではなく、子どもの頃から自然に身についた文化なのだと思います。


Well-Being Spiralも同じ考え方

この言葉は、場所だけの話ではありません。

職場。

家庭。

地域。

友人との時間。

そして今日という一日。

自分が関わった場所や人を、

ほんの少しだけ良い状態にして次へ渡す。

笑顔を一つ残す。

「ありがとう」を一つ増やす。

誰かが使いやすいように整えて帰る。

困っている人へ少しだけ手を差し伸べる。

そんな小さな行動が、次の人の行動を変え、さらにその先へと広がっていきます。

これこそが、自分が考えるWell-Being Spiralです。


今日、あなたは何を残して帰りますか?

人生は、自分だけのものではありません。

今日出会った人。

今日過ごした場所。

今日という時間。

そのすべてに、

「来た時よりも美しく。」

そんな気持ちで向き合えたなら、

世界は少しずつ良い方向へ変わっていくのかもしれません。

大きなことを成し遂げなくてもいい。

自分が関わった場所や人を、昨日よりほんの少しだけ良くして帰る。

その積み重ねが、人生にも社会にも、美しいWell-Being Spiralを描いていくのだと思います。


この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル
#来た時よりも美しく #WellBeingSpiral #日本代表 #人生を豊かに


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