
「もっと頑張れば、きっとうまくいく。」
そう思って、自分を励まし続けている人は少なくないと思います。
自分も、以前はそうでした。
組織と組織の間に立ち、どちらも大切にしようと努力するうちに、自分が何を大切にしたいのかがわからなくなっていました。
「あわせられない自分が悪い。」
そう思っていた時期があります。
植物は、環境によって花の咲き方が変わる
先日、植物について考えていて、あることに気づきました。
同じ植物でも、
日当たり、水、土壌、気温。
環境が変わるだけで、花の咲き方は大きく変わります。
花が咲かないとき、私たちは植物を責めるでしょうか。
きっと最初に、
「この植物に、この環境は合っているだろうか。」
と考えるのではないでしょうか。
人も、少し似ているように思います。
人にも「環境との相性」がある
組織心理学には、**Person-Environment Fit(人と環境の適合)**という考え方があります。
人の価値観や強みと、職場や学校などの環境との相性が良いほど、仕事への満足感や心身の健康、成果が高まりやすいという考え方です。
多くの研究でも、環境との適合が高い人ほど、
- 仕事への満足度が高い
- ストレスが少ない
- パフォーマンスを発揮しやすい
- 離職率が低い
ことが報告されています。
つまり、
「今うまくいかない。」
という事実だけで、
「自分には能力がない。」
と決めつける必要はありません。
心柱は、自分らしい場所を教えてくれる
Well-Being Spiralでいう「心柱」は、
無理をして頑張り続けるためのものではありません。
自分はどんな価値観を大切にしているのか。
どんな環境なら自然と力が湧いてくるのか。
それを教えてくれる、自分の内側の軸です。
だから、ある環境で強い違和感を覚えたとき、
「自分が弱いから」
ではなく、
「この環境は、自分らしさを発揮しにくいのかもしれない。」
そんな見方もできるのではないでしょうか。
答えは「辞める」か「我慢する」だけではない
もちろん、
違和感があるたびに転職や退職をすればよい、という話ではありません。
異動で変わることもあります。
上司が変わることで働きやすくなることもあります。
役割や働き方を見直すことで、環境が大きく変わることもあります。
だからこそ、大切なのは、
「辞めるか、我慢するか。」
という二択ではなく、
「自分は、どんな環境なら力を発揮しやすいのだろう。」
と、自分自身に問いかけてみることなのだと思います。
あなたの花は、どんな場所で一番美しく咲きますか
もし今、
転職、退職、転勤などで悩んでいる方がいたら、
どうか自分を責める前に、一度だけ立ち止まって考えてみてください。
あなたの花は、どんな場所で一番美しく咲きますか。
その答えは、
誰かが決めるものではありません。
あなたの心柱が、きっと知っています。
植物は、自分に合った環境で花を咲かせます。
人もまた、自分らしく生きられる環境で、本来の力を発揮していくのかもしれません。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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