582. あの日の続き(受け入れた先に見えた、小さな芽)

あの日の出来事

約2か月前。

庭の草刈りをしていた時のことです。

草刈り機を使っていると、

「ガッ!」

嫌な音がしました。

見ると、

大切に育てていた**蝋梅(ろうばい)**の幹を切ってしまっていたのです。

「やってしまった……。」

頭の中が真っ白になりました。

その時のことは以前、

521.『大丈夫だろう』が招いた後悔(大切なものほど、手間を惜しまない)

というブログにも書きました。

でも、

この話には続きがありました。


今できることをやってみた

切ってしまったあと、

そのまま見ていることはできませんでした。

切れた枝を元に戻し、

接ぎ木のようにビニールテープで固定しました。

植物の知識があったわけではありません。

ただ、

「何とか助かってほしい。」

その気持ちだけでした。

結果として、

接いだ枝は枯れてしまいました。

でも、

その出来事も含めて、

受け入れるしかありませんでした。


梅雨になり、また同じ場所へ

あれから約2か月。

梅雨になり、

庭の草はあっという間に伸びました。

また同じ場所の草刈りをする日がやってきました。

以前の自分なら、

草刈り機を持ったら、

そのまま作業を始めていたと思います。

でも今回は違いました。

まず最初に、

**蝋梅(ろうばい)**の周りだけは手で草を取りました。

ほんの数分の下準備です。

誰かに言われたわけではありません。

あの日の出来事が、

自然と自分の行動を変えていたのです。


草の中で見つけたもの

草を取り除いていくと、

草に埋もれていた**蝋梅(ろうばい)**が姿を現しました。

「あれ?」

よく見ると、

根元から小さな新芽が伸びています。

接いだ枝ではありません。

植物は、

自分なりの方法で、

新しい命を育てていました。

思わず笑顔になりました。


変わっていたのは植物だけではなかった

その時、

もう一つ気づいたことがありました。

変わっていたのは、

**蝋梅(ろうばい)**だけではありません。

自分も変わっていました。

以前なら、

「早く草を刈ろう。」

と思っていた自分が、

今回は、

「まず大切な木を守ろう。」

と自然に考えていました。

起きた出来事は、

過去のまま変わりません。

でも、

その出来事は、

自分の行動を少しずつ変えてくれていました。


受け入れた先にあったもの

人生では、

嬉しい出来事もあれば、

思い通りにならない出来事もあります。

そのどちらも、

自分で選べるとは限りません。

でも、

起きた出来事をどう受け止めるか。

そして、

そのあと、

どんな一歩を選ぶかは、

自分で決めることができます。

**蝋梅(ろうばい)**を切ってしまったこと。

接ぎ木がうまくいかなかったこと。

新芽が出たこと。

どれも、

起きた事実です。

その事実を否定するのではなく、

受け入れ、

次の行動につなげていく。

今回の出来事は、

その大切さを静かに教えてくれました。


あの日の出来事は、今につながっていた

もし、

あの日の出来事がなかったら、

今回も草刈り機を持って、

そのまま作業を始めていたかもしれません。

そして、

草に埋もれた新芽にも気づかなかったでしょう。

植物は、

過去をやり直そうとはしません。

その環境の中で、

今できる最善を尽くし、

新しい芽を伸ばします。

人も同じなのかもしれません。

起きた出来事は変えられません。

でも、

その出来事を受け入れ、

次の一歩を選ぶことはできます。

今回、

**蝋梅(ろうばい)**は新しい芽を伸ばしました。

そして自分には、

新しい習慣が芽生えていました。

どちらも、

あの日の出来事が育ててくれたものだったのです。


この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル

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