あの日の出来事
約2か月前。
庭の草刈りをしていた時のことです。
草刈り機を使っていると、
「ガッ!」
嫌な音がしました。
見ると、
大切に育てていた**蝋梅(ろうばい)**の幹を切ってしまっていたのです。
「やってしまった……。」
頭の中が真っ白になりました。
その時のことは以前、
521.『大丈夫だろう』が招いた後悔(大切なものほど、手間を惜しまない)
というブログにも書きました。
でも、
この話には続きがありました。
今できることをやってみた
切ってしまったあと、
そのまま見ていることはできませんでした。
切れた枝を元に戻し、
接ぎ木のようにビニールテープで固定しました。
植物の知識があったわけではありません。
ただ、
「何とか助かってほしい。」
その気持ちだけでした。
結果として、
接いだ枝は枯れてしまいました。
でも、
その出来事も含めて、
受け入れるしかありませんでした。
梅雨になり、また同じ場所へ
あれから約2か月。
梅雨になり、
庭の草はあっという間に伸びました。
また同じ場所の草刈りをする日がやってきました。
以前の自分なら、
草刈り機を持ったら、
そのまま作業を始めていたと思います。
でも今回は違いました。
まず最初に、
**蝋梅(ろうばい)**の周りだけは手で草を取りました。
ほんの数分の下準備です。
誰かに言われたわけではありません。
あの日の出来事が、
自然と自分の行動を変えていたのです。
草の中で見つけたもの
草を取り除いていくと、
草に埋もれていた**蝋梅(ろうばい)**が姿を現しました。
「あれ?」
よく見ると、
根元から小さな新芽が伸びています。
接いだ枝ではありません。
植物は、
自分なりの方法で、
新しい命を育てていました。
思わず笑顔になりました。

変わっていたのは植物だけではなかった
その時、
もう一つ気づいたことがありました。
変わっていたのは、
**蝋梅(ろうばい)**だけではありません。
自分も変わっていました。
以前なら、
「早く草を刈ろう。」
と思っていた自分が、
今回は、
「まず大切な木を守ろう。」
と自然に考えていました。
起きた出来事は、
過去のまま変わりません。
でも、
その出来事は、
自分の行動を少しずつ変えてくれていました。
受け入れた先にあったもの
人生では、
嬉しい出来事もあれば、
思い通りにならない出来事もあります。
そのどちらも、
自分で選べるとは限りません。
でも、
起きた出来事をどう受け止めるか。
そして、
そのあと、
どんな一歩を選ぶかは、
自分で決めることができます。
**蝋梅(ろうばい)**を切ってしまったこと。
接ぎ木がうまくいかなかったこと。
新芽が出たこと。
どれも、
起きた事実です。
その事実を否定するのではなく、
受け入れ、
次の行動につなげていく。
今回の出来事は、
その大切さを静かに教えてくれました。
あの日の出来事は、今につながっていた
もし、
あの日の出来事がなかったら、
今回も草刈り機を持って、
そのまま作業を始めていたかもしれません。
そして、
草に埋もれた新芽にも気づかなかったでしょう。
植物は、
過去をやり直そうとはしません。
その環境の中で、
今できる最善を尽くし、
新しい芽を伸ばします。
人も同じなのかもしれません。
起きた出来事は変えられません。
でも、
その出来事を受け入れ、
次の一歩を選ぶことはできます。
今回、
**蝋梅(ろうばい)**は新しい芽を伸ばしました。
そして自分には、
新しい習慣が芽生えていました。
どちらも、
あの日の出来事が育ててくれたものだったのです。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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