
人を大切にしたかった
振り返ると、以前の自分は「人を尊重すること」をとても大切にしていました。
以前いた組織。
今いる組織。
部下と上司。
どちらの立場も理解できたからこそ、その間に立ち、橋渡し役になろうとしていました。
「自分が感じたこと」として伝えれば、お互いを傷つけずに済むかもしれない。
そんな思いで動いていた時期があります。
でも、その頃の自分は、あることに気づいていませんでした。
自分だけが帰る場所を失っていた
相手を尊重することに夢中になるあまり、
自分自身を尊重することを忘れていたのです。
両方を理解しようとする。
どちらも大切にしたい。
その気持ちは間違っていません。
けれど、自分の気持ちを後回しにし続けると、心は少しずつ疲れていきます。
振り返れば、苦しかったのは人間関係そのものではなく、
「自分が帰る場所」を見失っていたからなのかもしれません。
「心の安全基地」との出会い
以前、心理カウンセラーの野口嘉則さんが話されていた
「心の安全基地」
という考え方に触れました。
どんな時でも、自分が安心して戻れる場所を心の中につくる。
その考え方に、とても共感しました。
そして年月を重ねる中で、自分の中に一つの言葉が育ってきました。
それが、
「心柱(しんばしら)」
です。
心柱とは何だろう
神社や五重塔の心柱は、
揺れないためにあるのではありません。
揺れを受け止めながら、建物全体を支えています。
人も同じではないでしょうか。
人生で揺れない人はいません。
大切なのは、
揺れても戻れること。
相手を尊重しても、
環境が変わっても、
失敗しても、
また自分に帰ってこられること。
自分にとって心柱とは、
安心して戻る場所であり、そこからもう一度歩き出すための軸です。
Well-Being Spiralとのつながり
Well-Being Spiralは、
前へ前へと進み続ける考え方ではありません。
挑戦し、
疲れたら戻り、
整え、
また歩き出す。
その繰り返しです。
だからこそ、
戻る場所がある人は強いのではなく、
戻れるから、また挑戦できる。
そんな循環を大切にしたいと思っています。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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