188.「この痛み、もしかして“天気痛”? ― 膝の手術を経験した自分が気づいたこと」

2月から続く膝の痛み ― これまでと何かが違う

今年の2月から、膝の痛みがずっと続いています。

これまでも季節の変わり目に多少の違和感を感じることはありましたが、病院に行けば治療後にはスッと楽になることがほとんどでした。

けれど、今回は少し様子が違います。

病院に通っても、良くなるどころか痛みがぶり返してくるのです。

「年齢のせいかな」「運動不足かな」…いろいろ考えた中で、ふと耳に入った言葉がありました。

それが、「天気痛」でした。

天気痛とは? 〜気圧の変化と体のサイン〜

最近では、“天気痛”という言葉を聞く機会が増えてきました。

天気が崩れる前になると頭が痛くなるとか、古傷がうずくとか、昔は迷信のように思われていた話が、どうやら本当だったらしいのです。

気圧や湿度の変化は、体の中のバランス、特に自律神経に影響を与えるとされており、それによって痛みやだるさを感じやすくなるそうです。

特に、耳の奥のセンサーのような器官が気圧を感じ取り、交感神経を刺激することで、痛みが出ることがあるのだとか。

「天気が悪いと古傷が痛む」というのは、医学的にも少しずつ仕組みが解明されてきているようです。

自分の膝と天気の関係に気づいた瞬間

思い返してみると、今回の膝の痛みは「雨の前の日」や「曇りがちで湿度の高い日」に強くなることが多い気がしていました。

その時は、まさか天気と関係があるとは思っていませんでしたが、いろいろ調べてみるうちに、もしかするとこの痛みも“気圧のせい”なのかもしれない…と感じるようになりました。

「そういうことだったのか」と気づいたとき、自分の体の不思議なリズムが少し読めた気がして、少し安心したのを覚えています。

頭痛や古傷も、同じメカニズムで痛む?

天気痛といえば、頭痛を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

実際、低気圧が近づくと脳の血管が広がりやすくなり、それが神経を刺激して痛みを引き起こすと言われています。

昔から「雨が降る前に頭が痛くなる」と言っていた人たちの感覚は、ちゃんと理にかなっていたのですね。

また、手術をしたところやケガの跡など、体が“記憶している場所”は、天気の影響を受けやすいともいわれています。

自分の膝も、そんな体の記憶が反応しているのかもしれません。

天気痛とうまく付き合うために

天気は変えられませんが、自分の過ごし方や整え方は工夫できます。

🌿 最近、自分が意識していること

  • 気圧の変化をチェックする
     → 天気アプリで「気圧グラフ」を確認するだけでも、心構えが変わります。
  • 湯船に浸かる時間をつくる
     → ぬるめのお湯に15分ほど浸かると、自律神経が整いやすくなるといわれています。
  • しっかり眠る・水分をとる
     → 睡眠と水分補給は、体のバランスを保つ基本。
  • 「痛みの日記」をつけてみる
     → 痛みと天気の関係が見えてくると、安心感が生まれます。

最近では「天気痛予報」というサービスもあって、気圧変動の予測ができるので便利です。

テレビやアプリで見かけたことがある方もいるかもしれませんね。

最後に ― 「気のせいじゃないかも」と思えたこと

これまで、膝が痛んでも「年齢のせいかな」「ちょっと疲れただけ」とやり過ごしてきました。

でも、今回のように長く続く痛みを前にして、自分の体の声にちゃんと耳を傾けようと思うようになりました。

「気のせいかも」と思っていたことが、実はちゃんとした理由があったとわかると、気持ちがずいぶん楽になります。

天気痛は、自分の体のセンサーが“気圧の変化”を感じ取ってくれている証かもしれません。

体と天気。

意外と深いつながりがあることに気づけたことで、自分をもっと大切にできるようになった気がしています。

同じように痛みに悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ天気との関係も一度考えてみてくださいね。

今日も佳き日に

コーチミツル

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