Well-Being Spiral Series
これまで、
受け入れること(Well-Comism)
行動し続けること(Well-Done)
支えること(Well-Wisher)
続けること
といった視点から、人生がどのように整っていくのかを見てきました。
その中で、ふと感じたことがあります。
同じ出来事でも、意味が変わることがあるということです。
壊すつもりだった離れ
自宅には、古い「離れ」があります。
昭和40年代建築と築年数も古く、
壁も落ち、
今では行き場を失った家具の物置のような状態になっています。
正直なところ、
「もう役目は終わったのではないか」
そう思っていました。
実際に、家族とも
「壊して駐車場にしてもいいかもしれない」
と話していたこともあります。
いわば、
“負の遺産”のような存在でした。
思いがけない一言
そんな中、ある出来事がありました。
自宅前の道路工事の関係で、
解体作業をされている方と話をする機会がありました。
そのとき、懐かし気にその離れを見てこんな言葉をかけられました。
「この家、昔“家上げ”されましたよね」
思いがけない一言でした。
そして、
「私が、若いころ、この家上げの工事をしたことがあります。」
「ご主人はどうしておられますか?」
初めて知ったこと
その話をきっかけに、
離れのことを改めて振り返りました。
昔、低い土地に建物を建てていたことから水が溜まりやすい環境の中で、
祖母の葬儀の時に畳を上げたところシロアリの被害に気がついたこと。
その時、
父がこの建物を残そうと決断し、
基礎から作り直して「家上げ」をしたこと。
その事実を、“実感”として初めて受け取りました。
その日の夜、家族に
このタイミングでその話を聴いたことには意味があるのではと伝えたところ、家族も静かに頷きました。
意味が変わった瞬間
それまでの自分や家族にとっては、
古い建物
使われていない場所
でしかなかった離れが、
父の想いが込められたものに変わった瞬間でした。
行動が変わる
すると不思議なことに、行動も変わりました。
壊すのではなく、今は整えて残すという選択に変わったのです。
まず最初に取りかかったのは、
汚れた壁や、外に見えている垂木や柱を
高圧洗浄機で洗うことでした。
長い年月の汚れが落ちていく中で、
「ただ古い」のではなく、
「時間を重ねてきたもの」
としての表情が見えてきました。
さらに、白壁が落ちていた部分は、
ホームセンターで漆喰を買い、
自分で塗り直しました。
仕上がりは決して上手ではありませんでしたが、
自分の手で整えたという実感が残りました。
その建物は、築60年になります。
そして、鍵も古く防犯面に不安があったため、
窓の外に板格子を付けてもらうことにしました。
これからは、その格子の色に合わせて、
垂木や柱も塗り直していこうと思っています。
少しずつ手を入れていくことで、
「ただの古い建物」だったものが、
「今、残していく場所」
へと変わっていくのだと思います。
…とはいえ、
中は相変わらず物置なのですが(笑)

過去の意味は変わる
よく、
「過去は変えられない、未来は変えられる」
と言われます。
確かに、出来事そのものは変えられません。
ただ、
その出来事の意味は、あとから変わることがあるのだと思います。
スパイラルの中で起きていること
振り返ってみると、
出来事そのものは何も変わっていません。
変わったのは、
自分の捉え方でした。
そしてその変化が、
行動を変え、未来を変え始めたように感じています。
フランクルの言葉と重ねて
第15話で触れた、フランクルの言葉を思い出します。
人生に意味を与えるのではなく、人生から意味を問われている。
その意味は、
最初から見えているものではなく、
後から見えてくるものなのかもしれません。
少しずつ見えてきたこと
こうして考えると、
人生は出来事によって決まるのではなく、
その出来事にどんな意味を見出すかによって、形が変わっていくように感じます。
最後に
壊すはずだったものに、意味があった。
それに気づいたとき、
過去が変わり、
今が変わり、
未来が変わり始める。
そんなことがあるのかもしれません。
あなたの身の回りにも、
まだ意味に気づいていない出来事があるかもしれません。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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