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「疾風に勁草(けいそう)を知る」
ということわざが好きなんですが、この意味は、草をなぎ倒すような強い風が吹く時にこそ耐えることができる草がわかるという例えとして、困難な状況や試練の中でこそ、本当に強い意志や信念を持つ人が明らかになるという意味のことわざです。それに近い植物関連のことわざを今日知りました。
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それが、「深根の木は風に動かず」です。
何となく意味がわかるかなと思いますが、しっかりと根を張った木は、強風に吹かれても倒れないように、確固たる信念を持つ人はどんな困難にも動じない という意味です。
どちらも、普段は強いところは感じないかもしれませんが、いざというときにしっかりと護り耐え抜いて実力を発揮するようなことわざであり、自分の憧れでもあります。
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いざという時に実力を発揮するためには、
普段から地道に力を蓄えなくてはいけません。しっかりと基礎の部分を鍛えて、土台をしっかりと護りぬくのが”深根”。一方しなやかな柔軟性を鍛えて強い圧力をかわすのが”勁草”でしょうか。
今日思ったのは、それぞれ別のことわざですが、実は両方が大切なのではないかと感じたんです。
自分は、ラッパを吹くのですが、より良い音を追求するためには、ロングトーンなどの地道な基礎練習が大切であること、そして、より良い演奏をするためにはリップスラーなどの唇の柔軟性を鍛えることが大切であること。どちらもしっかりと練習をする必要があるからです。
先程話したように両方大切なものですが、どうしても一度にやるのが難しいとすれば、順番としては、最初に基礎練習、次に柔軟性練習という流れになるのかもしれません。
ということで、地道な練習を怠ることなく続けていくことがその答えなのかもしれません。
なにより、いざというときに慌てずしっかりと対応できるって最高にカッコいいですよねー。
今日も佳き日に
コーチミツル