
氏神さまである眞名井神社の社報「まない」第1号が、無事に完成しました。
禰宜(ねぎ)さんから宮司(ぐうじ)さんにお話しいただき、
内容をご確認いただいたうえで、無事に校了となりました。
そして、わざわざお礼のお電話もいただきました。
その言葉を受け取った時、自分は本当に嬉しくなりました。
完成した社報を改めて眺めながら、少し涙が出そうになりました。
「伝えてみてはどうか」から始まった
始まりは、神社の総代会での自分からの提案でした。
氏子の数が少なくなり、高齢化も進んでいます。
そのような中で、改めて、
「神社とは、どのような場所なのか」
「氏神さまと氏子は、どのような関係なのか」
「お祭りには、どのような意味があるのか」
ということを、氏子の皆さまに分かりやすく伝えてみてはどうかと提案しました。
その時点では、まだ自分の中にある一つの考えにすぎませんでした。
ところが数日後、禰宜さんから社報の企画案が届きました。
「肩の力を抜いて、とりあえずやってみよう」
という言葉とともに、目的や発行回数、掲載する内容、役割分担まで考えてくださっていました。
自分の発した言葉を受け止め、すぐに一歩を踏み出してくださったことが、とても嬉しかったのを覚えています。
一人でつくったものではない
記事の内容は、禰宜さんが考えてくださいました。
自分は、氏子の皆さまの年齢層も考えながら、文字の大きさ、写真の配置、表の見やすさ、全体の構成などを整えていきました。
「この言葉は少し難しくないだろうか」
「もっと文字を大きくした方がよいのではないか」
「文章だけではなく、写真で伝えた方が分かりやすいのではないか」
何度も見直しながら、少しずつ形にしていきました。
もちろん、自分一人で完成させたものではありません。
禰宜さんが内容を考え、宮司さんに確認していただき、それぞれの思いを重ねながら、ようやく第1号が形になりました。
一人の思いだけでは、ここまで来ることはできなかったと思います。
以前撮った写真が、今につながった
今回の社報には、自分がこれまで眞名井神社で撮っていた写真を、そのまま使うことができました。
境内の風景。
夕暮れの中で灯る行燈。
夏越祭の茅の輪。
写真を撮った時には、それがいつか社報の紙面を飾ることになるとは考えていませんでした。
ただ、その時に心が動いたから、写真に残していたのだと思います。
何気なく撮った一枚一枚が、時間を経て、社報「まない」の中で新しい役割を持ちました。
以前撮った写真と、今回の提案。
一見、別々に見えていた点と点が、後からつながりました。
その時には意味が分からなくても、心が動いたものを残しておくことで、未来の何かにつながることがあるのかもしれません。
「知らなかった」が少しでも減るように
第1号には、神社で行われる主なお祭り、氏神さまと氏子の関係、数え年、夏越祭や茅の輪くぐりについて掲載しました。
数え年については、七五三や厄年など、昔から続く人生儀礼とのつながりも紹介しています。
また、茅の輪くぐりに似た行事が、海外にもあることを載せました。
ブルガリアでは、夏至の頃に薬草や花で作った大きな輪をくぐり、健康を願う習慣があるそうです。
国や形は違っても、季節の節目に心身を清め、次の季節を元気に迎えたいという願いは、世界に共通しているのかもしれません。
神社は身近な場所でありながら、知っているようで、案外知らないこともたくさんあります。
この社報を通じて、
「そういう意味だったのか」
「今度のお祭りに行ってみようか」
「神社のことを、もう少し知りたい」
と思っていただけたら嬉しいです。
inner willが踊っている
完成した社報を見て、宮司さんと禰宜さんに喜んでいただけたと知った時、自分の中で何かが弾むような感覚がありました。
言葉にするなら、
「inner will※が踊っている」
という表現が、一番近いように思います。
誰かから命じられたから取り組んだわけではありません。
評価や見返りを求めて始めたわけでもありません。
神社のことを、もっと氏子の皆さまに知っていただきたい。
千年以上にわたり受け継がれてきたものを、これから先にもつないでいきたい。
その思いが、自分の内側から自然に湧いてきました。
そして、その内側の願いが行動になり、禰宜さんや宮司さんの思いと重なり、一つの社報として形になりました。
自分の中にあったものが、誰かに届く形になった。
そのことが、何より嬉しかったのだと思います。
だから、少し涙が出そうになったのかもしれません。
思いが人をつなぎ、形になっていく
最初は、一人の小さな提案でした。
その提案を禰宜さんが受け止め、企画にしてくださった。
宮司さんにも確認していただいた。
以前撮っていた写真が、紙面の中で生かされた。
そしてこれから、完成した社報が氏子の皆さまのもとへ配られていきます。
思いが行動になり、行動が人をつなぎ、人とのつながりが新しい形を生み出す。
その形が、また誰かの気づきや行動につながっていく。
今回の出来事も、一つのWell-Being Spiralなのだと思います。
完成ではなく、始まり
第1号が完成したことは、一つの区切りです。
けれど、終わりではありません。
むしろ、ここからが始まりです。
氏子の皆さまに、どのように受け取っていただけるのか。
どの記事に関心を持っていただけるのか。
次号では、何を伝えていくとよいのか。
これからも話し合いながら、一号ずつ育てていきたいと思います。
社報「まない」が、眞名井神社と氏子の皆さまをつなぐ一枚になっていくことを願っています。
そして今、自分のinner willは、静かに、でも確かに踊っています。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
※Inner will:内なる意志(何も考えなくても自然に体が動くような感覚のもの)
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