新しいCX-5を見ながら
先日、新しいCX-5の話題を見ながら、ふと今の愛車のことを考えていました。
実は新型が発表された頃から気にはなっていました。
より洗練されたデザイン、全長も長くなり大人がゆったりと座れる社内、そしてインテリア
ディーラーさんから試乗会のお誘いもいただいていましたが、あまり気持ちは動きませんでした。
理由は実は単純です。
今回からディーゼルモデルが無くなってしまったからです。
もちろん環境のことを考えれば、電動化やガソリンエンジン特化の流れは理解できます。
それでも、自分はディーゼルエンジンが好きなのです。
そこで改めて、自分のCX-5のことを考えてみました。
そういえば、この車に何年乗っているのだろう。
確認してみると、2017年6月に購入していました。
丸9年になります。
ところが不思議なことに、自分では7年くらいの感覚でした。
それほど時間が経っているとは思っていなかったのです。
走行距離は14万kmを超えています。
振り返ってみると、ここまで長く乗った車は今までありません。
一目惚れから始まった
思えば最初は一目惚れでした。
スタイリッシュなのに、どこか武骨。
洗練されているのに、少しぶっきらぼう。
そんな雰囲気に惹かれました。
そして何よりディーゼルエンジンでした。
もちろん環境に優しいハイブリッド車にも乗ったことがあります。
静かでした。
燃費も良かったです。
きっと優秀な車だったと思います。
けれど、不思議とワクワクしませんでした。
一方でCX-5は、9年経った今でも運転していて楽しいと感じます。
水を得た魚のように
クリーンディーゼルなので昔のディーゼルほど大きな音はしません。
それでもエンジンをかけると、
カタカタカタ……
という独特の音が聞こえてきます。
電子制御の車なのに、どこか機械らしさが残っています。
その感じが好きです。
高速道路の合流では、その魅力を特に感じます。
普段は落ち着いていて、どちらかと言えば寡黙な印象です。
ところがアクセルを踏み込むと表情が変わります。
ブォンと応えながら、水を得た魚のように走り出します。
無理をしている感じはありません。
まだ余裕を残しながら自然に加速していきます。
雪が降ったときも轍(わだち)をものともしない存在です。
マツダが「人馬一体」と表現する意味も、そんなところにあるのかもしれません。
運転していて安心感があります。
そして、どこか頼もしさがあります。
惹かれる理由
考えてみると、自分は農機具のエンジン音も好きです。
トラクターや草刈り機の音を聞いていると、不思議と落ち着くような気持になります。
決して静かな音ではないのですが、その音の向こうに働く姿が見える気がするのです。
目立たないけれど、必要な時にはしっかり力を発揮する。
そんな存在に惹かれるのかもしれません。

9年分の思い出
この9年間には、たくさんの思い出があります。
家族との旅行。
兵庫や広島のアウトレットモールへ出かけたこと。
LIVEへ向かう移動時間。
毎日の通勤。
嬉しかった日もありました。
少し疲れていた日もありました。
そんな日々のそばには、いつもこの車がありました。
最近は昔のように手洗い洗車をしなくなりました。
少し申し訳ない気持ちもあります。
それでも夕方帰宅して車を降りる時、なぜだかボディに触れてしまいます。
エンジンの熱がまだ残っていて、少し温かいのです。
その温もりに触れながら、人に気づかれないように小さな声で言います。
「今日もありがとう」(本当です(笑))
無機質ではない
車は鉄やガラスや樹脂でできています。
本来なら無機質な存在です。
それなのに、自分は感謝しています。
なぜだろう。
その理由はよく分かりません。
ただ、一緒に過ごした時間には不思議な力があるように思います。
9年という時間が、この車を単なる移動手段ではない存在にしてくれたのでしょう。
そうは言いながら、ゴーストタッチには困っています。
最近は乗り換える代わりにCarPlay対応の大型モニターへの交換も考えています。
昔ながらの機械感が好きだと言いながら、最新技術にも興味がある。
我ながら勝手なものです。
でも、それも含めて今の自分なのでしょう。
だから今日も車を降りる時、そっとボディに触れます。
そして誰にも聞こえないくらいの声で言います。
「今日もありがとう」(本当です(笑))
無機質ではない。
自分には、そう感じるのです。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に。
コーチミツル
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