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トイレの三角のやつというのは、
トイレットペーパーを三角に折りたたんだヤツという意味です。
これまでトイレットペーパーが三角にたたんであるともてなしてくださっているという印象を受けていたので使用後も次の人のために折っていました。
自分の中では”13.陽徳(ようとく)と陰徳(いんとく)って何ですか?”のブログでも話題にした人知れず徳を積む陰徳のつもりでせっせと毎回折っていたのですが今日はそれをガラガラと崩すSNS投稿を見ました。
そこに何が書いてあったかと言いますと、
「個人的に、三角折りはやめてほしいと思っています。先日、家に来客が来た後に、トイレットペーパーが三角折りになっていました。向こうは親切心からしてくれているので文句は言えませんが、やはり誰かが触ったものを使うのに抵抗があって…」
とのご意見でしたが、なぜ三角折りにする習慣ができたのかを改めてネット検索で調べてみましたところ、トイレットペーパーの三角折りは、清掃が完了した合図として、ホテルや旅館などのトイレで行われる慣習であることが分かりました。
もう少し詳しく言うと、
【目的】
- 次にトイレを利用する人に、視覚的に清掃完了を知らせる
- 客にトイレが清潔である印象を与える
- 同僚に掃除完了を伝える
【歴史】
- 日本では帝国ホテルが昭和30年ころから個室の清掃終了のサインとして使われていたと言われている
- 海外のホテル業界では豪華な三角折りが「Toilet paper folding」「Toilet paper origami」「Toilegami」などと呼ばれている
【注意点】
- トイレは尿や便、嘔吐物に接する場所であり、菌の温床になりやすい場所、手を洗う前にトイレットペーパーを三角折りすると、細菌感染のリスクが高まってしまう
- 三角折りを見た人が、清掃が済んだばかりのトイレだと勘違いしてしまう可能性がある

このことからわかったのは、
三角折りは清掃作業の終了後の一番キレイな状態であり、お客さまがトイレットペーパーを取りやすくするものではないこと。加えて、トイレ使用後の人がそのまま三角折りにすることは、衛生上良いとは言えないことでした。
陰徳のつもりが、もしかしたら不快な思いをさせたのかも知れませんね〜
人それぞれに様々な考えがあるから面白い
今日も佳き日に
コーチミツル