536.自分一人で飛ばそうとしていなかったか(ずっとWell-Wisherが少ないと思っていた自分へ)

前回、前々回
知り合いの方が町おこしの一環として、
気球体験イベントに挑戦された話を書きました。

その方は、
2年前に自分が気球に乗った時の感動を、
自分だけのものにするのではなく、
みんなにお裾分けしたいという想いを持っておられました。

気球のすばらしさを伝えたい。

町を盛り上げたい。

そのInner willが、
周りの人の心を動かし、
当日は多くの人がシャカシャカと動いてくれたそうです。

その話を聞いた時、
自分はとても素晴らしいことだと思いました。

同時に、
ふと自分自身のことを考えました。

自分は、
Well-Wisherが少ないのではないか。

そんなことを、
以前から感じていたからです。

Well-Wisherとは何か

自分が考えているWell-Being Spiralの中で、
Well-Wisherとは、
応援者で、その中には自分自身も含め、
同時に自分をを応援してくださる存在でもあります。

誰かの幸せを願う人。

誰かの成長を信じる人。

そして、
自分自身のことも大切に扱う人。

そんな土台のような存在だと、
自分は捉えています。

ただ、
ここで大切なのは、
Well-Wisherは、
単に「人のために頑張る人」ではないということです。

人のために動くことは、
もちろん大切です。

でも、
自分を置き去りにしてまで、
人のために動き続けることが、
本当のWell-Wisherなのか。

最近は、
そこを考えるようになりました。

自分一人で何とかしようとしていた

振り返ると、
自分には、
つい一人で何とかしようとしてしまうところがあります。

誰かに頼む前に、頼みにくく
自分で動いてしまう。

頼むときもその人の状況を観て

結局自分でやってしまう

相談する前に、
自分の中で抱えてしまう。

人と人との間に立った時も、
自分が何とか調整しなければと思ってしまう。

つらかった過去

以前、
二つの組織の間に立ったことがありました。

どちらにも言い分がありました。

どちらも、
自分なりの正しさを持っていました。

自分は、
どちらか一方の味方になるのではなく、
全体として良くなる方向を探そうとしていました。

自分の中では、
全体最適を目指していたのだと思います。

でも、
現実には、
どちらの意見も平行線でした。

自分が良かれと思って動いたことが、
逆にぶれて見えたり、
どちらからも理解されにくくなったりしました。

気づけば、
四面楚歌のような状態になっていました。

とてもつらい時期でした。

自分を置いて進めていた

今思うと、
その時の自分は、
「全体のために」と思いながら、
自分自身を置き去りにしていたのかもしれません。

自分は本当はどう感じているのか。

自分はどこまでなら関われるのか。

自分が大切にしたい軸は何なのか。

それを確認しないまま、
場を整えようとしていました。

相手を理解しようとしていた。

組織同士の関係を良くしようとしていた。

でも、
自分自身を理解することが、
後回しになっていた。

そう考えると、
うまくいかなかったのも、
当然だったのかもしれません。

自分という土台が揺れているのに、
その上で人と人との関係を支えようとしていたのです。

気球は、一人では飛ばせない

気球の話に戻ると、
気球は一人では飛ばせません。

天候を読む人がいる。

安全を確認する人がいる。

準備をする人がいる。

ロープを持つ人がいる。

周囲を見守る人がいる。

そして、
飛ばすか飛ばさないかを判断する人がいる。

一人の想いだけでは、
空には上がらない。

でも、
一人の想いがなければ、
そもそも始まらない。

ここが、
とても大切だと思いました。

中心になった方は、
「自分は何もできないけれど、みんなが助けてくれた」
と言われていました。

この言葉には、謙虚さでもあり、
自分にはできないことを認める素直さでもあります。

そして、
人に助けてもらうことを受け取る力があります。

自分は、
ここがまだ弱いのかもしれません。

それは、

強がりといってもいいかもしれません。

Well-Wisherが少ないのではなく、受け取れていなかった

自分は、
Well-Wisherが少ないと思っていました。

応援してくれる人が少ない。

分かってくれる人が少ない。

一緒に動いてくれる人が少ない。

そう感じることがこれまでもありました。

でも、
もしかすると、
本当に少なかったのではなく、
自分が受け取れていなかったのかもしれません。

助けてほしいと言えなかった。

一緒にやってほしいと頼めなかった。

自分の想いを十分に伝えきれていなかった。

あるいは、
頼る前に、
自分一人で抱え込んでしまっていた。

そうすると、
周りの人は手伝いたくても、
どこに手を出せばよいのか分からない。

応援したくても、
何を応援すればよいのか分からない。

結果として、
「自分にはWell-Wisherが少ない」
と感じてしまう。

でも実は、
Well-Wisherがいないのではなく、
Well-Wisherが動き出せる入口を、
自分が閉じていた可能性もあるのです。

自分を理解して進む

では、
どうすればよいのか。

それは、
まず自分がどうしたいかを理解して進むことなのだと思います。

自分は、
何に心が動いているのか。

何を大切にしたいのか。

どこまでなら自分ができるのか。

どこから先は人に頼る必要があるのか。

何をお願いしたいのか。

どんな景色を一緒に見たいのか。

そこを自分の中で整理する。

それは、
わがままになることではありません。

むしろ、
人と一緒に進むための準備です。

自分の中が曖昧なまま、
人を巻き込もうとしても、
周りは動きにくい。

でも、
自分の想いが少しずつ言葉になると、
周りの人も、

「それなら手伝える」

「そこなら協力できる」

「その景色は一緒に見たい」

と思えるのかもしれません。

任せることも、信じること

自分一人でやってしまう背景には、
責任感があります。

迷惑をかけたくない。

人に負担をかけたくない。

自分がやった方が早い。

そう思うこともあります。

でも、
その奥には、
もしかすると、

人に任せることへの怖さ。

自分の弱さを見せることへの抵抗。

頼んで断られることへの不安。

そんなものもあるのかもしれません。

任せることは、
手を抜くことではありません。

頼ることは、
責任を放棄することでもありません。

むしろ、
相手を信じることでもあります。

「あなたなら、ここを一緒に支えてくれるかもしれない」

そう信じて、
手渡すこと。

それも、
Well-Wisherを育てる一つの方法なのだと思います。

自分のInner willを伝える

気球の中心になった方は、
気球のすばらしさを伝えたい、
町を盛り上げたい、
というInner willを持っておられました。

その想いが、
周りの人に伝わった。

だから、
人が動いた。

自分も、
もっと自分のInner willを伝えてよいのかもしれません。

何をしたいのか。

なぜ、それをしたいのか。

誰に、何を届けたいのか。

どんな感動を、
誰かと分かち合いたいのか。

それを言葉にしていくこと。

ブログを書くことも、
その一つなのだと思います。

自分のことを分かってもらうために、
無理に説明し尽くす必要はないかもしれません。

でも、
自分が何に心を動かされ、
何を大切にしているのかを、
少しずつ言葉にしていく。

その積み重ねが、
未来のWell-Wisherとの出会いにつながるのかもしれません。

一人で飛ぶのではなく、一緒に飛ぶ

自分はこれまで、
どこかで一人で飛ぼうとしていたのかもしれません。

一人で準備して、
一人で判断して、
一人で責任を背負って、
一人で結果を出そうとしていた。

でも、
気球は一人では飛ばせない。

人生も、
もしかすると同じなのかもしれません。

自分の中にある想いは大切です。

でも、
その想いを実現するには、
人の力が必要な時があります。

そして、
人の力を借りるためには、
自分の想いを伝えることが必要です。

できないことを認めること。

助けてほしいと言うこと。

一緒に見たい景色を語ること。

それは弱さではなく、
共に進むための入口なのだと思います。

Well-Wisherは、探すだけでなく育てるもの

Well-Wisherは、
最初からたくさんいるものではないのかもしれません。

出会い、
関わり、
伝え、
任せ、
支え合う中で、
少しずつ育っていくもの。

そして、
自分自身もまた、
誰かのWell-Wisherになる。

その循環の中で、
自分のまわりに、
少しずつ応援の輪ができていくのだと思います。

大切なのは、
「自分には応援者が少ない」
と決めつけることではなく、

「自分は、応援される入口を開いているだろうか」

と問い直すことなのかもしれません。

自分一人で飛ばそうとしていなかったか。

自分の想いを、
ちゃんと伝えていただろうか。

助けてもらうことを、
受け取れていただろうか。

そう考えると、
Well-Wisherは、
外に探しに行くものでもあり、
自分の関わり方の中で育てていくものでもあるのだと思います。

まだ飛んでいないだけ

気球が飛ぶには、
風を待つ必要があります。

でも、
風を待つだけでは飛びません。

準備する人がいる。

支える人がいる。

想いを持つ人がいる。

そして、
その想いに共鳴して動く人がいる。

自分の人生も、
今はまだ思うように飛んでいない部分があるかもしれません。

でも、
それは失敗ではなく、
まだ飛んでいないだけ。

これからは、
一人で全部を抱え込むのではなく、
自分を理解し、
自分のInner willを言葉にし、
人の力を受け取りながら進んでいきたい。

その先に、
自分だけでは見られなかった景色が、
待っているのかもしれません。

あなたは、
一人で飛ばそうとしているものはありませんか。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に
コーチミツル

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