442.【第1回】なぜ人は“犯人探し”をしてしまうのか(「何が悪い」ではなく「誰が悪い」になる理由)「空気を変える一言」全3回― 犯人探しから、未来設計へ ―


問題が起きたとき。

本来問うべきは、

「何が起きたのか」
「どこにズレがあったのか」

のはずです。

けれど現実には、

「誰が悪いのか」

という方向に話が進む場面を、何度も見てきました。


会議の空気が変わる瞬間

納期が遅れた。

沈黙のあと、誰かが言う。

「で、誰が確認してたの?」

その瞬間、場の空気が変わります。

説明が始まる。
言い訳が出る。
過去のやりとりが持ち出される。

ここで起きているのは、
問題解決ではありません。

不安の処理です。


扁桃体と“安心の回復”

脳科学では、予測が崩れると扁桃体が反応すると言われています。
扁桃体は「危険」「不安」に敏感な部位です。

問題発生
↓
秩序の揺らぎ
↓
不安
↓
責任の特定

責任者が決まると、
場は一瞬落ち着く。

しかしそれは、
構造改善ではなく感情の安定です。


防御が始まる理由

心理学では、強く責められると人は反発や防御を示すとされています(心理的リアクタンス)。

だから、

・自分は悪くない
・指示が曖昧だった
・確認が共有されていなかった

といった説明が出てくる。

さらに、

“上手に人のせいにする人”が現れることもあります。

これは悪意というより、生存戦略です。

責められる文化では、
正直さよりも防御が優先される。

犯人は決まる。
でも仕組みは変わらない。

あなたは最近、
「誰」を見ていましたか。
それとも「何」を見ていましたか。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に コーチミツル

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