441.ご機嫌でいなければいけないのか(ニュートラルという自分への優しさ)


コーチングやコミュニケーションを学ぶと、

「ご機嫌でいることが大切」
「機嫌は自分で取るもの」

という言葉に何度も出会います。

自分も、基本的にはご機嫌なほうだと思います。
穏やかに過ごすことを大切にしています。

けれど――

対人関係では、そう簡単ではありません。


相手がいるという現実

相手の虫の居所が悪い日。
思わぬ態度を向けられたとき。
理不尽に感じる瞬間。

やはり心は揺れます。

少なからず、ご機嫌ではなくなる。

そのとき、心のどこかでこう思ってしまう自分がいました。

「ご機嫌でいなければ」
「整えておかなければ」

でも最近、それが少し違うと感じています。


「ねばならない」が心を固くする

心理学では、
「〜ねばならない思考」はストレスを高めやすいとされています。

感情を抑え込む“感情抑制”は、
生理的ストレス反応を上昇させることも分かっています(Gross & Levenson, 1997)。

つまり、

不機嫌になること自体よりも、
「不機嫌になってはいけない」と思うことのほうが、
心に負担をかける場合がある。

これは、自分の体感としても腑に落ちました。


ニュートラルという場所

怒りもある。
戸惑いもある。
少し傷つくこともある。

それを無理に明るさで上書きしない。

「今、自分はちょっと揺れているな」

と認める。

それがニュートラル。

ポジティブに振り切らない。
ネガティブにも沈まない。

ただ、今の自分を誤魔化さない。

ニュートラルでいるほうが、
結果的に早く整う感覚があります。


コーチとして思うこと

コーチングの世界でいう「在り方」は、
明るく振る舞うことではありません。

自分の状態を自分が知っていること。

揺れてもいい。
揺れたことを認められること。

それが自己基盤なのだと思います。

無理にご機嫌でいるより、
ニュートラルに立てることのほうが、
実は強い。


ご機嫌でいることは素敵です。

でも、

ご機嫌でいなければならない、
と思い始めたら少し立ち止まる。

人には波があります。

相手がいる世界では、なおさらです。

ニュートラルでいることは、
自分を甘やかすことではなく、
自分に優しくすること。

あなたは今、
無理に整えようとしていませんか?

それとも、
静かにニュートラルに戻れていますか?

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル

ニュートラル思考 #自己基盤 #コーチング #メンタルヘルス #感情との向き合い方 #心理的柔軟性 #ご機嫌でいるということ

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