11月・12月、演奏が続いた時間
2025年11月から12月にかけて、
自分にとって、これまでになく演奏の機会が続いた時期でした。
11月末は T-OASIS 25周年記念LIVE。
12月中旬は BJO(バードジャズオーケストラ)20周年記念LIVE。
その翌週には、ホテルでの クリスマスディナーライブ(クインテット)。
さらにその2日後、毎月参加している 熱田フレンズの会。
4つの舞台を振り返ると、
合計で20〜30曲ほどを演奏していたことになります。
正直なところ、
「よくやったなあ」という実感はありますが、
自分の中で 100点だったかと言われると、そうではありません。
「石の上にも三年」と感じられた瞬間
少し前、
「石の上にも三年」という言葉を、
自分の中で初めて実感できたと感じた日がありました。
📌 過去記事
319. 石の上にも三年 ― 震える音にOKを出せた日
https://coach-mitsuru.com/archives/3988
それは、
完璧に吹けたからでも、
自信満々で演奏できたからでもありません。
震える音に対して、
「今の自分としては、ここまで来た」
そう OKを出せた、
ただそれだけのことでした。
「I Remember Clifford」と向き合った時間
その感覚を胸に、
12月14日のBJO LIVEを前に、
自分は 「I Remember Clifford」 と向き合っていました。
📌 過去記事
362. I Remember Clifford と向き合うということ
https://coach-mitsuru.com/archives/4185
この曲に向き合うことは、
音楽的な課題だけでなく、
自分の未熟さや、逃げたくなる気持ちとも
向き合う時間だったように思います。
緊張の正体が、少し見えてきた
本番の中で、
こんな瞬間が増えてきました。
・楽器を口にセットした瞬間、マウスピースの位置が微妙にずれる
・音が濁りそうになる
・タンギングと指が合わなくなりそうになる
その一瞬に、
「あ、自分はいま緊張しているんだな」
と気づくことができる。
これは
吹いている最中に、自分を外から見る視点
が、少しずつ育ってきたということなのかもしれません。
「吹く」よりも「ゆったり呼吸している」感覚
最近は、
「吹こう」とするよりも、
ゆったり呼吸している延長に音がある
そんな感覚を覚える瞬間があります。
まだ再現性は高くありませんが、
この感覚は、
これからの演奏を支えてくれるものになる気がしています。
緊張と汗と、水分の話
舞台では、いつも大汗をかきます。
以前は
「緊張すると汗をかく」
そう思っていました。
けれど最近、
喉の渇きから水分を多く摂り、
結果として汗が増えている側面もあるのでは、
と考えるようになりました。
そこで、
「喉が乾いたら飲む」から
「口の中が乾く前に、口を潤す程度に飲む」
に変えてみました。
すると、
汗の量が少し減ったように感じています。
「緊張」って具体的には?
心理学や生理学の分野では、
緊張時には次のような反応が起こると言われています。
・交感神経が優位になり、心拍数が上がる
・呼吸が浅くなる
・筋肉がこわばり、微細な動作が乱れやすくなる
・発汗量が増える
これらはすべて
異常ではなく、正常な身体反応 です。
大切なのは、
緊張をなくすことではなく、
緊張が起きていることに気づき、付き合うこと
なのだと思います。
長い目で見てくださっている方々へ
ここまで続けてこられたのは、
自分ひとりの力ではありません。
熱田師匠をはじめ、
フレンズ会の皆さんには、
不甲斐ない演奏の時も含めて、
長い目で見て、場を与え続けていただきました。
その積み重ねがあったからこそ、
今、こうして舞台に立ち続けられているのだと、
改めて感じています。
この場を借りて、
心から感謝したいと思います。
声をかけたくなるような演奏へ
最近、
演奏後に
「音がやさしいですね」
「良かったですよ」
と声をかけていただくことが少しずつ増えてきました。
さらに、
「また一緒に演奏したいですね」
そんな言葉をかけていただくこともあります。
評価される演奏というより、
聴いて、声をかけたくなるような演奏。
そして、一緒に演奏をしたいと思われる演奏。
少しずつ、
その方向に歩み続けたいと思います♪
これからに向けて
これからも、
緊張をなくそうとするのではなく、
緊張とともに、ゆったり呼吸し、音を出す。
その積み重ねの先に、
人と音でつながる演奏があるような気がしています。
最近、うまく行き始めていることがあるとしたら、どんなことでしょうか。
