寝ているときに見る夢。
ご飯を食べていたり、
何か忘れ物をして焦っていたり、
現実と地続きのような夢もあります。
けれど一方で――
空を飛んでいたり、
今まさに旬のスーパースターと普通に会話していたり、
明らかに現実では起こりえないような場面もあります。
不思議なのは、
その「あり得なさ」に疑問を持たないことです。
起きているときなら
「そんなことあるはずがない」と思うはずなのに、
夢の中では素直に受け入れている。
なぜでしょうか。
夢の中で働いていないもの
脳科学では、夢の多くはREM睡眠中に見られるといわれています。
このとき脳では、
- 感情をつかさどる扁桃体
- 記憶に関わる海馬
- 映像を処理する視覚野
などは活発に働いています。
だから、
映像はリアルで、感情も豊かです。
一方で――
論理的思考や現実チェックを担う
「前頭前野」の活動は低下しています。
この前頭前野は、
・それは本当にあり得るか?
・矛盾していないか?
・リスクはないか?
といった“現実フィルター”をかける場所です。
つまり、
夢の中では
「それおかしくない?」とツッコむ装置が弱まっている。
だから、
空を飛んでも、
ワープしても、
何も疑わない。
夢は無限なのではなく、
“制限装置が緩んでいる状態”なのです。
起きているときの制限
では、目覚めているときはどうでしょう。
私たちは常に、
・経験
・常識
・失敗の記憶
・お金や時間の条件
・周囲の目
といったフィルターを通して考えています。
これは悪いことではありません。
社会で生きるために必要な働きです。
ただし――
可能性を広げるときには、
強すぎるブレーキになることもあります。
コーチングの問いとの共通点
コーチングでよく使う問いがあります。
「もし制限(障害)が全くなかったら、何をしてみたいですか?」
この問いを投げるとき、
実は私は、相手の“前頭前野の現実チェック”を
一時的に緩めようとしています。
「それは無理」
「現実的じゃない」
「今の状況ではできない」
その声を、いったん横に置いてみる。
夢と同じことを、
意識的にやっているのかもしれません。
夢は無意識に制限が外れる。
コーチングは、意識的に制限を外す。
この違いは大きいですが、
方向は似ています。
夢はヒントかもしれない
夢の中では、
大胆な自分がいたり、
不可能を軽々と超えていたりします。
そこには、
まだ使っていない想像力がある。
もちろん、
夢のままでは現実にはなりません。
だからこそ、
① いったん制限を外して広げる
② その中から本当に大切なものを見つける
③ 現実の条件の中で形にしていく
この往復が必要です。
夢モードと、覚醒モード。
両方があってこそ、前に進める。
では、あなたは?
もし――
制限(障害)がまったくなかったとしたら、
お金も時間も人の目も気にしなくていいとしたら、
あなたは
本当は何をしてみたいですか?
夢は、
「本当はそこまで広がれるよ」と
毎晩そっと見せてくれているのかもしれません。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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