174.ためてよいもの、ためないほうがよいもの (巡らせる暮らしと信頼残高の話)

ブログ内容を朗読しています(174.ためてよいもの、ためないほうがよいもの (巡らせる暮らしと信頼残高の話))

実は…ナレーション30本、ためてました

ここ1ヶ月ほど、ブログのナレーション録音を30本分もためてしまっていました。
文章は毎日投稿していたのですが、「録音はあとで…」と後回しにしていたら、あっという間に1ヶ月。

「そろそろ録らないと」と思うたびに、録っていない本数が頭をよぎり、どんどん重たくなっていく。
そして今、ようやく意を決して録音を始めようとしているところです(笑)。

そんな経験から今日は、「ためる」ことについて、少し見つめ直してみたいと思います。


「ためる」と「滞らせる」は違う

何かを“ためる”ことには、良い面もあれば、注意すべき面もあります。

たとえば、
・信頼や学びをためることは、人生を豊かにします。
・筋トレの記録や経験も、積み重ねることで力になります。

一方で、
・録音のように「やろうと思ってできていないこと」
・出しそびれた感情
・家に溜まっていくモノや情報

これらは「滞らせてしまっているもの」であり、ためておくことが返って心身の巡りを悪くしてしまうのだと感じました。


「蓄える」のは大切。でも“適正量”がある

私たちは、備えるために食料やお金、知識や体力を蓄えます。
それは安心を生み出す大切な行為です。

けれど同時に、「なんとなく不安だから」と必要以上にためてしまうと、
使いきれず、活かしきれず、いつしか重荷になることもあります。

ためることの目的は、「ちゃんと使うため」。
蓄えたものは、巡らせてこそ意味があるのだと思います。


脂肪も、飢餓に備える知恵だった

ちなみに、おなか周りの脂肪も、実は飢餓に備えるカラダの仕組みです。

人間は進化の過程で、食料が得られない状況に耐えるために脂肪を蓄えるようになりました。
特に内臓脂肪は、エネルギー源としてすぐに使える「緊急時の備蓄」です。

「脂肪がついた=悪」ではなく、
カラダが「いつかの不足」に備えてくれていた証なんですね。

そう考えると、脂肪もただの敵ではなく、
「万が一に備えてくれてありがとう。」と伝えたくなります。

とはいえ、動きやすいカラダのためにありがたみを感じつつ少しずつ減らしていこうと思います。


信頼残高は、いくらあってもいい

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)に出てくる「信頼残高」という考え方があります。
人間関係は“通帳”のようなもので、日々の言動が「預け入れ(信頼を増やす)」か、「引き出し(信頼を減らす)」になるという考えです。

たとえば、
・小さな約束を守る
・話を丁寧に聴く
・感謝を言葉にする

これらはすべて、信頼残高を増やす行為です。
そしてこの残高は、多すぎて困ることはありません

信頼は、自然に増えるものではないからこそ、
日々少しずつ「ためる努力」をしていきたいものです。


巡らせるという生き方へ

今回、録音をためて大変だった経験を通して感じたのは、
**「流れを止めると、心まで動かなくなる」**ということでした。

人も自然も、循環するから整います。
水が流れ、空気が動き、言葉が出て、感情が巡る。
それが止まったとき、どこかに淀みや不調が出てくるのかもしれません。


ためるよりも、巡らせる意識

  • ためることには意味がある
  • でも、ためっぱなしでは循環が止まる
  • 信頼や学び、感謝はどんどんためていい
  • 脂肪さえも「備え」だったと知ることで見方が変わる

ためるかどうかよりも、
**「ちゃんと使えているか」「ちゃんと巡っているか」**が、今の自分を整える鍵になるように思います。


おまけ:これから録音、いっていきます!(笑)

ということで、これから30本分のナレーション録音、始めます…!
滞っていた“声の流れ”を、ようやく巡らせるタイミングが来ました。
たまっていたおなか周りの脂肪を有酸素運動で落とすように1本1本地道にやっていこうと思います。

「自分も何か、ためすぎてるかも…?」と感じた方は、
ぜひ一緒に“巡らせる”ことから始めてみましょう。

今日もここまで読んでくださって、ありがとうございます。

今日も佳き日に

コーチミツル

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