111.どの芽が、自分の芽?

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今年から、自然栽培をするための準備として、


これまでは、野菜の苗を買って家の畑に植えていましたが、今年は種から蒔いてみようということで、土を入れるポットをホームセンターで買ってきてそこに畑の土を入れて3月末から育て始めました。

ところが芽が出てきたのはいいけど、ちょっとした問題が起きてしまっています。
恥ずかしいことにどの芽が自分で蒔いた野菜の種なのか、全然わからないんです。
畑の土に、前の作物の種とか雑草の種なんかが混ざってたらしく、いろんな芽がごちゃごちゃに出てきている。

「これはパプリカ?」
「いや、葉っぱが違う気がするな……」

毎朝しゃがみ込んでは、そんなふうに首をひねっている自分。

さらに、もっと困るのが、蒔いたはずの種の中には、芽がまったく出てこないやつもあるんです。

水もあげてるし、日当たりだって悪くないはず、霜に気を付けてビニールのカバーを夜にかけている。
でも、土は静まり返ったまま。
「あれ、ここにほんとに種まいたっけ?」なんて疑いたくなるくらい、何も起こらない。

でも、ふと思った。

これって、自分の人生にも似てるなって

僕たちは普段、いろんな「種」を蒔いている。
新しく始めたこととか、少しだけがんばってることとか、ちょっとした夢とか。
だけど全部がすぐ芽を出してくれるわけじゃないし、どの芽が自分のものかなんて、はっきり見えないことも多い。

周りを見渡せば、先にどんどん育ってる人たちもいるし、
こっちがせっせと水をやってるのに、全然芽が出ない自分のポットを見ると、ちょっとだけ焦ったりする。

みんな同じように見える野菜の種であっても、芽が出るタイミングって、本当に人(種)それぞれなんだと思う。
もしかしたら実は今、土の下でゆっくり根を張りだしているのかもしれない。
表には見えなくても、ちゃんと地下でしっかり動いてるんだって信じてもいいのかもしれない。

それに、最初は自分の蒔いた種じゃないと思ってた芽が、
後になって「あれ、これが一番自分らしかったな」って気づくことだってある。

今はまだ、芽が出てこない部分もある。
でも、だからって何も育ってないわけじゃない。
見えないだけで、ちゃんとそこにいる。
そう信じて、今日もポットに水をやっている。

成長って、見えないところでちゃんと進んでる。
そう思うだけで、ちょっと気持ちが軽くなる。

きっと育っていると信じたい

今日も佳き日に

コーチミツル

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