
コーチングをしているときに、”わくわくする”という言葉をよく使います。
一方で、仕事や家庭生活の中で、”わくわくする”という言葉を使うことは少ないようにも思います。
この話を聞いて皆さんはどう思われますか?
私が思うのは、通常の仕事や家庭生活では、どちらかというと、”やらねばならない”ようなことが多いことから”わくわく”という言葉を使わないのではないかと感じています。
そこで、”わくわく”の語源を調べてみたところ、こんな答えが返ってきました。
「わくわく」の語源は、水などが地中から出てくる様子や物事が急に現れる様子を意味する「湧(わ)く」という漢字と考えられています。
- 「わくわく」は、期待や喜びなどで心が落ち着かず、胸が騒ぐ様子を意味する言葉です
- 「わくわく」は「湧く」に通じる語彙と解釈で、「湧く」には「感情や発想が生じる」「物事が次々と起こる」といった意味があります。
私は子供の頃、近くの池で
水が湧きでる光景をみたことがあります。水が底にある穴の方から赤茶色の小さな泥のような砂のようなモノをふわ〜っと巻き上げて、透明な雲のような形を見せながら、こんこんと水を出し続けるような感じだったと記憶しています。
わくわくの語源は湧くということが分かると、
コーチングで”わくわく”という会話をよく使う理由がわかりました。なぜなら、コーチングでは、自分が本当にしたいことに焦点を当てることが多いからです。
本当の自分に問いかけて、心からやりたいことであれば”わくわく”するはずです。
実は、最初の話しで ”やらねばならない”仕事や家庭生活のテーマであっても”わくわくする”ように考えることもできるんです。
それはどうしてかと言うと、出てきた課題について”しなければならないこと”(have to)から”やりたいこと”(want to)に考え方をシフトチェンジできるからです。
例えば、初めての難しい仕事を急に任されて、have to的な厳しいと状況と思っているような場合であっても、その仕事をすることによって自分がどれだけ成長できるかという視点で話ができれば確実にwant toにシフトチェンジできます。(理不尽な仕事で成長している自分が見えない場合は厳しいかもしれませんが、通常の業務の範疇であれば必ず何かのヒントが隠されています)
そしてwant toにシフトチェンジできたら、
前半でお話しした湧水のように課題に向かう行動が自然に現れます。つまり、真の自分の中にある湧水の源と対話ができれば、それほど頑張らなくても自然に課題が解決できる方向に向かうことができるのではないかと考えています。
コーチングは、表面的な貴方ではなく、
真の貴方に問い掛けることによって、コーチと一緒に自分自身を探求し、本当にやりたいことであるwant toとして改めて課題を見つめることができるものと思います。

今日も佳き日に
コーチミツル