
子どもの頃から感じていた違和感
子どもの頃、大人たちが集まると誰かの噂話になることがありました。
その場は楽しそうなのですが、なぜか自分は心地よくありませんでした。
「○○さんはね・・・」
「あの人はちょっと・・・」
そんな話が続くと、
「そんなこと言わない方がいいんじゃない?」
と口にしたこともあります。
今思えば、生意気な子どもだったかもしれません。
しかし当時の自分には、本人のいないところで悪い話をすることに違和感があったのです。
陰口が苦手だった理由
もちろん、人間ですから不満を感じることもあります。
愚痴を言いたくなることもあります。
それ自体を否定するつもりはありません。
ただ、自分が苦手だったのは「本人のいないところで、その人の価値を下げること」だったように思います。
もし自分がその場にいないところで、同じように言われていたらどう感じるだろう。
子どもながらに言葉の色が暗い感じのイメージでそんなことを考えていたのかもしれません。
ソリューションフォーカスとの出会い
大人になってから学んだソリューションフォーカスの中に、「良い噂話」というワークがあります。
本人のいないところで(実際には後ろに向いて目をつむる)、その人の良いところや強みを語るのです。
また、リフレクティングチームという手法では、本人について感じたことや可能性について周囲が語り合います。
初めて体験したとき、
「これだ」
と思いました。
本人のいないところで話をすること自体が問題なのではない。
本人のいないところで何を語るかが大切なのだと感じたのです。
考えた言葉「陽口」
そこで思いついたのが、
「陽口(ひなたぐち)」※
という言葉です。
陰口が、本人のいないところで相手の価値を下げる言葉だとしたら、
陽口は、本人のいないところで相手の価値を高める言葉です。
「あの人、本当によく頑張っているよね」
「助かったよね」
「素敵なところがあるよね」
そんな言葉です。
もしその言葉が巡り巡って本人の耳に届いたら、きっと嬉しいと思います。
陽口は自分も幸せにする
そして面白いことに、陽口は相手だけでなく、自分自身にも影響を与えます。
人の欠点ばかり探していると、見える世界も欠点だらけになります。
反対に、人の良いところを探していると、見える世界も温かくなります。
これは承認にも似ています。
褒めることが目的ではなく、その人の価値を見つけようとする姿勢です。
本人のいないところで何を語るか
子どもの頃に感じていた違和感。
それは今振り返ると、
「人の価値を見たい」
という気持ちだったのかもしれません。
陰口を言わない人になることも大切ですが、
それ以上に、
陽口を言える人でありたいと思います。
本人のいないところで何を語るか。
そこに、その人自身の在り方が表れるのかもしれません。
あなたは今日、
誰かの陰口を言いましたか?
それとも、
誰かの陽口を言いましたか?
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
「陰口を言わない人」よりも、
「陽口を言う人」でありたい。
今日も佳き日に
コーチミツル
※陽口:自分で思いついたつもりだったのですが、既に陰口の対義語として「陽口」「日向口」(いずれもひなたぐち)として記載がありました。思いつくことって似ていますね(笑)
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