496.【第25話】人生はなぜ整っていくのか― なぜ人は感情に振り回されるのか ―

Well-Being Spiral Series

感情に引っ張られる瞬間

気づけば、

感情に引っ張られていることがあります。


冷静に考えれば分かるはずなのに、

そのときは、

うまく判断できない。


あとから振り返ると、

「なぜあんなことをしたのだろう」

と思うこともあります。


感情は悪いものなのか

では、

感情は、

私たちの邪魔をしているのでしょうか。


怒りや不安、
焦りや迷い。


そうした感情は、

できれば感じたくないものとして、

扱われることもあります。


しかし、

感情そのものは、

外側の出来事や内側の状態に対する、

自然な反応とも言えます。


なぜ振り回されるのか

では、

なぜ私たちは、

感情に振り回されてしまうのでしょうか。


それは、

感情そのものではなく、

感情にそのまま反応してしまうこと

にあるのかもしれません。


風・波・揺れ

外からは、

さまざまな影響がやってきます。


風のように、

ふとした一言や出来事が入り込み、


波のように、

環境や状況の流れに包まれる。


その中で、

心が揺れることがあります。


少しだけ間をあける

ここで一つ、

大切なことがあります。


感情が生まれてから、

行動に移るまでの間に、

ほんのわずかな「間」があるということです。


神経科学の分野では、

強い感情はおよそ6秒ほどでピークを過ぎ、

さらに約90秒ほどで生理的な反応が一度落ち着く

とも言われています。


つまり、

衝動的な感情に対しては、

まず6秒ほど立ち止まり、

その後90秒ほど、

その感情をそのまま感じてみる。


そのわずかな時間の中で、

反応ではなく、

選択へと変える余地が生まれます。


ただし、

これはすべての感情に当てはまるものではありません。


大きな喪失や、

深い悲しみを伴う出来事は、

短い時間で整理できるものではなく、

時間をかけて向き合っていく必要があります。


揺れることは自然なこと

ここで思い出したいのが、

五重塔の心柱の構造です。


日光東照宮の五重塔は、

数多くの地震を受けながらも、

200年以上にわたって倒れることなく立ち続けています。


その理由は、

揺れないからではなく、

心柱によって揺れを受け止め、

分散させている構造にあります。


五重塔は、

地震のときに揺れないのではなく、

一度大きく揺れます。


しかし、

その揺れを受け止め、

やがて中心へと戻っていく。


私たちの内側でも、

同じことが起きているのかもしれません。


心柱に戻るということ

感情が揺れたとき、

そのまま流されるのか、

それとも、

心柱に戻るのか。


心柱とは、

大切にしたいものや、

こうありたいという感覚。


そこに戻ることで、

揺れながらも、

少しずつ整っていく。


感情と共に生きる

感情をなくすことはできません。


むしろ、

感じることそのものは、

人として自然なことです。


ただ、

その感情にすべてを委ねるのではなく、

一度受け止め、

少しだけ間をあける。


その繰り返しが、

自分を整える力になっていくのかもしれません。


スパイラルの中で

環境に影響を受け、
感情が生まれ、
選択が変わる。


その流れの中で、

揺れながらも戻る場所があることで、

少しずつ方向が整っていく。


最後に

感情に振り回されるのではなく、

感情の中で、

どこに戻るのかを選ぶ。


揺れてもいい。


ただ、

戻る場所があることで、

私たちはまた整っていく。


あなたは、

揺れたとき、

どこに戻っていますか。


この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に
コーチミツル


#感情の揺れ #心柱 #6秒ルール #90秒ルール #感情の扱い方 #自己基盤 #人生を整える #WellBeing #スパイラル思考 #コーチング

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!