445.作る側になって、やっと分かったこと(近すぎる人に、なぜ優しくなれなかったのか)

最近、自分で料理をすることが増えました。
ぬか漬けで大根やにんじん、津田かぶを漬けたり、味噌汁を作ったり。

基本は「自分が食べたいから」。

でも正直に言うと、
もう一つあります。

「誰かに食べてほしい」

そして、できれば
「おいしい」と言ってほしい。

作る側に立ってみて、初めて分かりました。

料理は、ただの作業ではない。
そこには、小さな願いが乗っているのだと。


お袋がまだ50代で健在の頃、
毎日のように料理を作ってくれていました。

でも自分はどうだったか。

感想を言わないこともあった。
残したこともある。
気分で食べないこともあった。

悪気はなかった。

けれど今、
自分が時々台所に立つようになって、
あのときの無言が少し重く感じることがあります。

「おいしい」と、
もっと言ってあげたらよかった。


今は仏壇に線香を手向けながら、
ときどき伝えています。

「あの時は、せっかく作ってくれたのに食べなくてごめんよ」
「おいしかったのに、おいしいって言わなかったね」
「ほんとは、おいしかったよ」

家族というのは不思議です。

近すぎるからこそ、
優しさを省略してしまう。

「分かっているはず」
「言わなくても伝わっているはず」

そんな前提が、
言葉を奪ってしまう。

でも本当は逆だったのかもしれません。

一番近い人にこそ、
一番ていねいな言葉が必要だった。


そんなことを思っていた矢先、
以前お袋が書いていたノートが見つかりました。

そこには、大根漬けのレシピ。
分量まで、きちんと書いてありました。

今年の冬は間に合わなかったけれど、
次の冬は、そのレシピで挑戦してみようと思います。

ただ漬けるのではなく、
あの頃の気持ちを想像しながら。

もしかしたら、
「どう?」と聞く側の気持ちも、
少しは分かるかもしれません。

立場が変わると、分かることがある。

そして、気づいた今から
また一つ、優しくなれたらいい。

次の冬は、
自分が作る番です。


この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に
コーチミツル

家族への想い #母への感謝 #後悔からの学び #立場が変わると見えること #手料理の力 #ぬか漬けのある暮らし #大根漬け #感謝を伝える #日々の気づき #WellLog

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!