47.甘えると甘やかす

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どちらも甘〜いって感じですが、似ているようで少し違いますね。

それは主語となる人の立場の違いで、例えば子供と親の立場で考えると一番良くわかるのではないでしょうか。

子供が主語であれば、「甘える」、親が主語であれば「甘やかす」になると思いますが、一対にはならないと思います。

ネット検索などで調べたところ、この違いについて述べられていることが多いことに気づきました。

まとめてみると、

「甘える」は、自分が弱みを見せたり、助けを求めたりすることです。例えば、小さな子供が親に抱っこをお願いするのが典型的な例です。人が他人に甘えることで、親密さや信頼感を育むことができる。

一方、「甘やかす」は、他人の要求や欲望に過度に応えてしまうことを意味します。例えば、子供が泣きついたときにいつもお菓子を与えるのは、甘やかす行動といえるでしょう。これは、他人の自己制御力や独立心を損ねる可能性があります。

どちらもバランスが大切です。少し甘えることは人間関係を深めますが、過度な甘やかしはその人の成長に悪影響を与える可能性があります。

自分も子供のころ、とにかく甘えたい感覚がありました。その時、甘えさせてくれるのか突き放されるのかで、自分を大切に思ってくれるのかどうかを感じていたように思います。究極的に言えば、自分を受け入れてくれるか受け入れてくれないかという感覚でした。

一方で、甘やかすですが、これは親子でいうと親の立場での感覚になりますが、その感覚は誰のためにするものでしょうか。

子供が健やかに幸せに周りにいる大切な人たちと共に成長するために必要なことであれば子供のためだと思います。

ですが、親が用意したお菓子を与えることで子供がその瞬間喜んでいる様子を見て自分が満足したり、その間に自分のやりたいことができたりということであればそれは親に焦点が当たっています。

なので、甘えると甘やかすは、やはり違います。

子供は甘えると甘やかされているの違いが分からないかもしれませんが、大人であれば、その目的でわかるのではないでしょうか?その行為が誰が何のためにしているのか、その本質が分かると、良いことか、やめておいた方が良いことなのかわかると思います。

子供にとっては甘えたい時に甘えさせてくれてしっかりと受け止めてもらえたら、親からの無償の愛を感じ、安心して成長に必要な積極的な行動ができると思います。

今日も佳き日に

コーチミツル

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