
以前、通信教育で終活について学び、終活アドバイザーの資格を取りました。
通信教育です(笑)。
そこで学んだことの一つが、終活ノートです。
自分にもしものことがあった時、残された人が困らないように、必要な情報や自分の希望を整理しておく。
財産のこと。
保険のこと。
連絡してほしい人。
葬儀についての希望。
家族に伝えておきたいこと。
終活というと「亡くなるための準備」のように聞こえるかもしれませんが、実際には、
残された人への指針を準備しておくこと
でもあるのだと思います。
最近、AIについてあれこれ考えているうちに、ふとこんなことを思いました。
これからの終活は、AIによって大きく変わるのではないか。
AIと一緒に終活ノートをつくる
終活ノートは、自分で一から書こうとすると意外と大変です。
何を書けばいいのか分からない。
書き始めても途中で止まってしまう。
まだ決められないこともある。
そんな時にAIが、
「家族に伝えておきたいことはありますか?」
「もしもの時、誰に連絡してほしいですか?」
「大切にしているものはありますか?」
と、一つずつ聞いてくれたらどうでしょう。
会話をしながら答えていけば、少しずつ自分の終活ノートが出来上がっていく。
これなら、今よりずっと取り組みやすくなる気がします。
もちろん、財産や口座など具体的な個人情報をどこまでAIに預けるかは慎重に考えなければなりません。
守秘性やセキュリティが十分に確保された、終活専用のAIサービスのようなものも、いずれ登場するのかもしれません。
遺言もデジタルになっていく
日本でも現在、遺言制度にデジタル技術を取り入れる検討が進められています。
現行の自筆証書遺言では、原則として本文を自筆で書く必要がありますが、法務省では、パソコンやスマートフォンなどで作成した電磁的記録や、録音・録画などを活用する新しい遺言方式について検討が進み、2026年には法改正に向けた要綱もまとめられています。
ただし、
法的な遺言と、AIに自分の思いを残すことは別のもの
として考えた方がよさそうです。
遺言には法律上のルールがあります。
一方でAIには、法律文書だけでは残しにくいものを残せる可能性があります。
財産ではなく「なぜ」を残す
たとえば、
「この土地はできれば残してほしい」
という言葉だけでなく、
なぜ残してほしいのか。
そこでどんな思い出があったのか。
親から何を受け継いだのか。
自分は何を大切にしてきたのか。
そうした背景まで、AIとの会話なら残すことができます。
家族へのメッセージも同じです。
文章だけでなく、自分の声で話しておくこともできる。
映像を残すこともできる。
さらに日頃からブログを書いたり、音声を残したり、AIと会話したりしていれば、その人が普段どんなことを考えていたのかまで蓄積されていきます。
ここまで考えて、少し不思議な気持ちになりました。
自分も毎日のようにブログを書いています。
音声もかなり残っています。
AIとも、自分の考えや価値観について日々話しています。
もしかすると、自分は知らないうちに、
未来の終活の材料を少しずつ残している
のかもしれません。
自分の何を残したいのか
これまでの終活では、
「何を残すか」
というと、財産や物を思い浮かべることが多かったように思います。
でもAIが進化すると、
「自分の何を残すか」
という問いに変わっていくのかもしれません。
声なのか。
文章なのか。
思い出なのか。
知識なのか。
技術なのか。
価値観なのか。
それとも、
自分ならどう考えるかという、判断の仕方そのものなのか。
以前、親父から農業の知恵を十分に受け継ぐことができなかった経験から、「家の知恵をAIに残す未来」についてブログを書きました。
今度は、知恵だけではありません。
人そのものについて考え始めています。
AIについて考えていると、できることが上へ上へと増えていくというより、
どんどん深いところへ潜っていくような感覚
があります。
そして、そこまで考えると次の疑問が出てきます。
もし自分の声や考え方をAIに残すことができたら、
自分がこの世からいなくなったあと、そのAIと家族が話すこともできるのではないか。
では、そのAIは、
自分なのでしょうか。
それとも、自分によく似た別の存在なのでしょうか。
次回は、そこを考えてみたいと思います。
【AI分身シリーズ 第2話へ続く】
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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