
先日、おいしいと評判の天ぷら屋さんに、連れと初めて一緒に行ってきました。
11時に到着したのですが、すでに満席。
店の前にある用紙に名前を書いてみると、自分たちは3組目でした。
名前を書くところには、
「スタッフにご確認後、食券をご購入ください」
という注意書きがありました。
なので、自分たちもその通りに名前を書き、食券は買わずに待つことにしました。
次はあの席かな
待っている間、
「あの席が次に空きそうだね」
「どちらの席がいい?」
などと、連れと話していました。
そんなところへ、マダムお二人が登場。
何度も来ておられる常連さんなのかなと思うような方々で、隣のお店の方ともニコニコと話をされています。
そして、そのお二人は店に着くなり、すぐに食券を買われました。
自分は、
「ん?」
と、少し嫌な予感がしました。
やられちゃいましたね
そうこうしているうちに、4人掛けの席が空きました。
同時に店員さんが名前を呼んでくださいます。
最初に呼ばれたのは自分たち。
初めてのお店だったので、店員さんにおすすめを教えていただき、その食券を買っていました。
ところが、そのさなか。
先ほどのマダムお二人がスッと店内に入り、自分たちが
「あそこがいいね」
と話していた席へ、そのまま座られました。
え???
自分たちが先に呼ばれたのだから、順番としてはこちらが先なのでは?
自分の中で、カチン。
別の席を案内され、不本意ながらそこへ座りました。
そして数秒、
マダムのお二人を柔らかな眼差しでにらみました(笑)。
言うか、言わないか
「自分たちが先だったんですけど」
と言おうか。
いや、やめようか。
少し迷いました。
でも、せっかくおいしいものを食べに来たのです。
ここでルールの話をしたり、文句を言ったりして空気が悪くなれば、せっかくの料理までまずく感じてしまうかもしれません。
それに、周りには何の関係もないお客さんもおられます。
ということで、
黙って席に座ることにしました。
怒りを忘れさせる天ぷら
そして料理が始まりました。
これが、本当においしかった。
前菜が4品。

天ぷらが11品。
茶碗蒸しに、ご飯、赤だし。

途中にはサービスのお刺身まで出てきました。
その刺身を、初めて「泡醤油」でいただきました。

これもおいしい。
食べ進めるうちに、最初の不機嫌はどこへやら。
だんだん料理の感動の方が大きくなっていきました。
茶碗蒸しに「当たり」
そんな時です。
店員さんが連れに向かって、
「茶碗蒸しに何か書いてありませんでしたか?」
と言われました。
よく見ると、
「当たり」
の文字。
なんと、当たりが出るとデザートがサービスになるとのこと。
「よかったね」
と言いながら、自分は心の中で、
「一口くらい分けてもらおうかな」
と思っていました(笑)。
すると、運ばれてきたデザートは、
なんと2つ。
思わず、
「自分も食べていいんですか?」
と聞くと、
「もちろんです」
とのこと。
その瞬間。
最初の不機嫌は、完全にご機嫌へと変わりました(笑)。
そして、あちらは
ふと、マダムのお二人の方を見ると、
どうやら、あちらの茶碗蒸しは「はずれ」だったようです。
もちろん、何も言いません。
何も言いませんが、
心の中ではほんの少し、
「やった」
と思いました(笑)。
大人げないと言われれば、その通りかもしれません。
でも、正直なところ、ちょっとだけ胸がすっとしました。

神様も見捨ててはいなかった
考えてみれば、最初に腹が立った時に文句を言っていたら、その後の料理をこれほど素直に楽しめなかったかもしれません。
嫌な出来事が起きることはあります。
でも、その出来事のせいで、その後の時間まで嫌なものにする必要はないのかもしれません。
席は思ったところではありませんでした。
順番も、ちょっと納得はいきませんでした。
それでも、おいしい料理を食べて、泡醤油という新しい味にも出会って、最後にはデザートまでいただきました。
しかも、当たりまで。
ということで、
神様も自分たちを見捨ててはいなかった。
そういうことにして、納得しました(笑)。
不機嫌からご機嫌へ。
人間ですから、腹が立つこともあります。
ちょっと「やった」と思うこともあります。
でも、その気持ちにずっと居座らず、最後に笑って帰れたなら、それでいいのかもしれません。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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