619.みんながリタイアを語る頃、まだ夢を追いかけている(この年齢で夢を持つのは、おかしなことなのだろうか)

最近、同年代の人たちと話をしていると、

「あと何年で退職する」

「退職したら、ゆっくりしたい」

「年金をもらうようになったら……」

そんな話を聞くことが増えてきました。

もちろん、それはとても自然なことだと思います。

長い間働いてきたのですから、
少しゆっくりしたいと思うのも当然です。

ところが、そんな話を聞きながら、
自分の中に少し違う感覚があることに気づきました。

自分は、なぜかまだ、

「あれをやってみたい」

「ここまで行ってみたい」

「これを形にしたい」

と思っているのです。

そして、ふと思いました。

この年齢になっても夢を追いかけている自分は、少し変なのだろうか。

以前は、60歳からを「グリコのおまけ」と書いた

以前、このブログで、

「60歳からの人生は、グリコのおまけのようなものではないか」

と書いたことがあります。

何が入っているかわからない。

当たりかハズレかも、開けてみなければわからない。

だったら、ちょっと面白そうなものを見つけたら、
箱を開けてみればいい。

そんな気持ちで書いたものでした。

その考えは、今も変わっていません。

ただ、最近は少し違う感覚も出てきました。

「おまけだから、やってみよう」

というだけではなく、

自分には、まだ本当にやりたいことがある。

ということです。

周囲との会話に感じる、小さなギャップ

退職の話をしている人が、
夢を持っていないということではありません。

ゆっくり暮らしたい。

旅行をしたい。

家族との時間を大切にしたい。

それも立派な「これから」だと思います。

だから、どちらが良いとか悪いとかいう話ではありません。

ただ、自分の場合は、

「仕事を終えて、あとはゆっくり」

という未来を思い描くよりも、

今の仕事を終えた先で、やってみたいことがまだある。

そんな感覚のほうが強いのです。

だから周囲で「リタイア」という言葉が増えてくるほど、
少しだけ自分とのギャップを感じます。

若いころの夢とは、少し違う

でも、よく考えてみると、
今持っている夢は、若いころの夢とは少し違います。

若いころは、

「こんな人になりたい」

「こんな仕事をしたい」

「こんなものを手に入れたい」

というように、
まだ持っていない何かを追いかけていたように思います。

今は少し違います。

これまで仕事をしてきたこと。

人と出会ってきたこと。

うまくいかなかったこと。

悩んだこと。

学んだこと。

続けてきたこと。

そして、好きでやってきたこと。

そういうものが積み重なった先に、

「これを形にしてみたい」

という思いが生まれています。

若いころは、

夢の先に、自分の人生があると思っていた。

今は、

歩いてきた人生を振り返ったその先に、夢が生まれている。

そんな違いなのかもしれません。

退職は「退くこと」なのだろうか

「退職」という字を見ると、
職を退くと書きます。

確かに、今まで担ってきた仕事からは退くのでしょう。

でも、

仕事から退くことと、人生から退くことは違います。

今まで仕事に使っていた時間やエネルギーを、
別のところへ移していく。

学びたいことへ。

会いたい人へ。

やってみたかったことへ。

誰かの役に立てることへ。

自分にとって退職とは、
人生のエネルギーを小さくしていくことではなく、

エネルギーを使う場所を変えること

なのかもしれません。

夢を追うことに、年齢は関係あるのだろうか

もちろん、若いころと同じではありません。

体力も違います。

残されている時間も違います。

できないことだって増えていくでしょう。

それを無視して、

「まだ若い」

と言い張りたいわけではありません。

年齢を受け入れることと、
夢を手放すことは別だと思うのです。

今の自分だからできることもある。

今までの経験があるから、
ようやく見えてきたものもある。

60代になって初めて生まれる夢があっても、
別におかしくない。

むしろ、

今まで生きてきたからこそ、生まれた夢

なのかもしれません。

まだ、自分の中に「やってみたい」がある

だから最近は、

「この年齢で夢を追っていていいのだろうか」

という問いを、少し変えてみようと思っています。

「まだ自分の中にある、この『やってみたい』をどうしたいのか」

年齢が答えを決めるのではなく、
自分に聞いてみる。

やってみたいなら、やってみればいい。

途中でやめてもいい。

思ったようにならなくてもいい。

夢が叶うかどうかだけが、
夢を持つ意味ではないのだと思います。

夢の方向へ一歩動いたことで、
出会える人もいる。

見える景色もある。

そして、そこからまた、
次の「やってみたい」が生まれるかもしれません。

人生の後半だから、
夢を小さくする必要はない。

かといって、
大きな夢を持たなければならないわけでもない。

ただ、

まだ自分の中に「やってみたい」があるのなら、
その声までリタイアさせなくてもいい。

今は、そんなふうに思っています。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に
コーチミツル

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