Well-Being Spiral Series
支えという土台
これまで、「受け入れること(Well-Comism)」「行動し続けること(Well-Done)」について見てきました。今回は、その土台となる「支えるということ(Well-Wisher)」について考えてみたいと思います。
大谷翔平選手について
大谷翔平選手 は、メジャーリーグで投手と打者を両立する「二刀流」を実現した選手です。多くの人が不可能だと考えていたことを、世界最高峰の舞台で現実のものにしました。

目標は“願い”ではなく“設計”だった
高校時代に作成した「マンダラチャート(目標達成シート)」はよく知られています。中心に置かれていたのは「ドラフト1位8球団」という極めて具体的な目標でした。
その周囲には、
体づくり、球速、コントロール、メンタルといった要素に加え、
「人間性」「運」といった、一見すると抽象的な項目も含まれていました。
しかし重要なのは、それらがさらに分解され、
「あいさつをする」「ゴミ拾いをする」「礼儀を大切にする」
といった日々の行動にまで落とし込まれていたことです。
つまり大谷翔平選手は、
結果だけでなく、
「どう在るか」「どう行動するか」
まで設計していたということです。
生活そのものが野球だった
その設計は、日々の生活にも徹底されています。
睡眠はおよそ8〜10時間を確保し、コンディションを最優先にする。
食事は栄養管理を徹底し、体づくりの一部として捉える。
無駄な外出や夜更かしを避け、生活リズムを崩さない。
つまり、
野球のためにほぼすべての時間を使う生活
を継続していたといえます。
さらにメジャーリーグでは、
Statcastなどのデータ分析や映像技術を活用し、
打球速度、回転数、フォームなどを客観的に把握しながら、
パフォーマンスの向上につなげています。
支えた人たちの存在
この挑戦は、一人で成し遂げたものではありません。
花巻東高校時代の指導者である佐々木洋氏は、
二刀流という考えを否定するのではなく、
可能性として受け止めました。
そしてプロ入り後、日本ハム時代に監督を務めた 栗山英樹 氏は、
「二刀流をやらせる」という決断をします。
多くの人が無理だと考える中で、
その可能性を信じ、支え続けた存在です。
この判断がなければ、
現在の大谷翔平選手は存在しなかったかもしれません。
ファンというもう一つの支え
さらに見逃せないのが、ファンの存在です。
メジャーリーグの球場では、
チームの垣根を越えて歓声が上がる場面があります。
また、デッドボールなどで試合が荒れた場面でも、
大谷翔平選手は感情的にならず、
静かに一塁へ向かう姿勢を見せてきました。
相手を責めるのではなく、
場を整えるような立ち振る舞いです。
その姿は、
相手チームの選手やファンからも尊敬を集めています。
つまり大谷翔平選手は、
自分のチームだけでなく、
関わる人すべてを味方にしてしまうような力を持っているのです。
支えは“偶然”ではない
ここで一つ見えてくることがあります。
支えられているのは偶然ではなく、
支えられる行動を積み重ねている
ということです。
マンダラチャートにあった「人間性」や「運」は、
日々の行動として実践されていました。
その積み重ねが、
周囲の信頼を生み、
結果として支えにつながっているのではないでしょうか。
行動との重なり
もちろん、支えだけでは実現しません。
日々のトレーニング、自己管理、継続した努力。
そのすべてが重なって、
初めて現実になります。
つまり、
「支え(Well-Wisher)」と
「行動(Well-Done)」
この二つが重なることで、
大きな挑戦は形になるのです。
スパイラルの中で
支えがあることで行動が続き、
行動が続くことで結果が変わり、
その結果がさらに次の挑戦につながる。
それは、
スパイラルの中で少しずつ上に進んでいく流れとも重なります。
最後に
挑戦は、
一人で成し遂げるものではなく、
支え合いの中で続いていくものなのかもしれません。
そして、
自分を支えることと、
誰かを支えること、
その両方が、
人生を前に進める力になるのだと思います。
【出典】
大谷翔平
花巻東高校・佐々木洋氏の指導方針に関する公開資料
カオナビ「目標達成シート」解説
MLB公式データ(Statcast等)
各種インタビュー・報道資料
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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