先日の情熱大陸、「“郷ひろみ”として生きるために。70歳、ステージの上の青春」の特集第1回目を観ました。
今年で70歳を迎えられ、2日間で全70曲を武道館で歌い切る――
その姿に、改めて「プロ」という生き方を感じました。

「ズンズンズン」から「ドンドンドン」へ
番組で紹介されていたエピソードに驚きました。
新曲の重要なサビ部分で「ズンズンズン」か「ドゥンドゥンドゥン」か、
どちらが良いか音楽監督と意見を交わす中で、
郷さんご自身が「ドンドンドンではどうか」と提案されました。
その提案が採用され、曲のタイトルにもなった
『最強無敵のDong Dong Dong』 が生まれたとのこと。
自ら意見を伝え、より良いものをつくり上げていく――
そこに、プロ同士が本気で向き合う“ピリッとした空気”を感じました。
意見を言い合うという“プロの現場”
正直に言うと、私はできるだけ対立を避けるタイプです。
相手を傷つけたくない、場の空気を乱したくない、
そんな気持ちが先に立ち、つい自分の意見を飲み込んでしまうことがあります。
けれども郷さんの姿を見て、
「プロの現場では、意見を交わすことそのものが仕事の一部なのだ」
と感じました。
お金をいただく以上、「無難」ではなく「最善」を目指す。
そのためには、思ったことをきちんと伝え、
話し合いの中でお互いが納得できる落としどころを見つけることが大切。
プロとは、衝突を恐れずに“良い作品”を追求する人なのだと思います。
プロ意識は「相手を想像する力」
郷さんは、PA席で照明や音のバランスを細かくチェックし、
体調管理にも徹底して気を配っておられました。
パジャマまで持参して、どんな環境でも最高のパフォーマンスができるよう整える。
それは「自分のため」ではなく、
お客様が最高に楽しめる瞬間を届けるための準備。
この“相手の感動を想像する力”こそが、プロ意識の本質なのだと感じました。
私たちにできること
音楽でも、仕事でも、家庭でも、
誰かの期待を超えようとする姿勢は、すべて「プロ意識」です。
「伝える勇気」と「聴く姿勢」、
この両方を持って初めて、より良い結果が生まれるのかもしれません。
あなたは最近、どんな場面で「自分の意見を伝える勇気」を出しましたか?
そして、その対話の先にどんな“良い落としどころ”が見えたでしょうか。
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