俳優の横浜流星さんは、映画やドラマで活躍する人気俳優です。
しかしその道のりは決して順調ではなく、本人が出演した番組「日曜日の初耳学」で「オーディションに何十回、何百回、何千回と落ちてきた」と語っていました。
同じ事務所の仲間がアイドルグループに選ばれる中で、自分だけが取り残された悔しさ。それでも映画やドラマを観て学び、ワークショップに参加するなど、やるべきことを地道に続けました。その努力がやがて大きなチャンスを呼び込み、現在の活躍につながったのです。
「未合格」という言葉を考えました
この話を聞きながら、自分は「未合格」という言葉を思いつきました。
試験やオーディションで結果が出なかったとき、多くは「不合格」と言いますが、自分は「未合格」と言いたいのです。
「不」は否定や終わりを示しますが、「未」は「まだ」「これから」という余白を残す言葉。
ファイナンシャルプランナー試験でも、自分は1回目は未合格、そして2回目で合格しました。1回目は失敗ではなく「挑戦の途中」だったのです。
実は他にも「未合格」を使っている人がいる
調べてみると、自分以外にも既に「未合格」という言葉を使っている人がいました。
- 教育現場では、教師が「不合格」と伝える代わりに「未合格」と言うことで、生徒に“未来への可能性”を感じてもらう工夫をしている例があります。
- 資格試験の指導者も、「不合格は終わりだが、未合格はこれから合格できる余地がある」と受験生を励ましていました。
- 司法書士試験を目指す人たちの間でも、「自分たちは不合格者ではなく未合格者だ」と表現し、挑戦を続ける仲間意識を育んでいた事例があります。
つまり「未合格」という言葉には、終わりではなく「まだ途中」という前向きな力が込められているのです。
「未」の言葉が生み出す未来の余白
心理学には「フレーミング効果」という考えがあります。
同じ内容でも「成功率80%」と言われれば希望を感じ、「失敗率20%」と言われれば不安になる。同じ意味なのに、表現の仕方で気持ちは大きく変わるのです。
「未」をつけることで、言葉は未来への可能性を残した前向きな表現になります。
- 未合格 → これから合格する可能性がある
- 未経験 → これから経験できる余地がある
- 未習得 → 成長の途中で、伸びしろがある
- 未完成 → 完成へと近づける
- 未解決 → まだ答えを探せる
- 未挑戦 → 可能性が眠っている状態
まとめ
横浜流星さんが数えきれないほどオーディションに落ちながらも、諦めずに挑戦を続けたように、「未合格」という言葉は挑戦を続ける自分を励ます言葉になります。
そしてこれは自分だけの言葉ではなく、教育や受験の場面でも使われ始めている表現でした。
「未」は、終わりではなく「これから」を意味する希望の一文字。
あなたにとって、いま「未」のまま残していることは何でしょうか?
その挑戦は、まだ未来に開かれた可能性を秘めています。

今日も佳き日に
コーチミツル
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