662.外に向かって咲く花の意味が、今になってわかった

時々、軒下や玄関先に、きれいな鉢植えの花を並べておられるお宅を見かけます。

以前の自分は、

「どうして外に向けて花を飾るんだろう?」

と思っていました。

家の中から楽しむのではなく、道行く人に見える場所に花を置く。その意味が、あまりよくわからなかったのです。

ところが今年、自分で植物を軒下に出してみて、その見方が変わりました。

軒下に出したら、元気になった

これまで家の中に置いていた観葉植物を、実験的にこの春、玄関の軒下へ出してみました。

すると、不思議なことに植物がみるみる元気になりました。

葉が落ちて寂しくなっていたものから新しい葉が出て、もう土だけになったと思っていた鉢からも、小さな芽が出てきました。

「あ、生きていたんだ」

そこに生命の息吹を感じました。

先日、親戚のおばちゃんが来たときに、その観葉植物を見て

「これ、みっちゃんが育ててるかね。花もたくさん咲いとるし、葉もたくさん茂っとるし、元気に育っとるね」

と言ってくれました。

ちょっとだけ自慢です(笑)。

自分で軒下に置くようになって、もう一つ気づきました。

よそのお宅の花も、道行く人に見せるためだけに置いてあるわけではないのでしょう。

日差しや雨などを考えると、そこが植物にとって育ちやすい場所なのかもしれない。

そして、出かけるときや帰ってきたとき、花や緑がきれいに迎えてくれる。

そのうえで、道行く人の気持ちまで少し明るくしている。

一つの花が、育てる人、暮らす人、そして通りすがりの人にも届いている。

そんなふうに思うようになりました。

水をやる時間も好きになった

自分は花だけでなく、水やりをしたあとの植物の姿も好きです。

緑の葉に小さな水玉がついて、光を受けてきらっとする。

その瑞々しい姿を見ると、自分まで元気になります。

水やりのついでに玄関先にも水を撒きます。

濡れた地面を見ると、空気まで少し変わって、場が清められ、整ったような感覚があります。

植物が瑞々しくなり、玄関も整い、自分の気持ちも整う。

朝のほんの短い時間ですが、気持ちのいい時間になっています。

実際、緑の植物を見ることが、リラックスやポジティブな気分につながることは、研究でも報告されています。

「咲く」と「笑う」

以前、Well-Logで笑顔について書きました。

「咲」という漢字は、もともと「わらう」という意味を表す字だったとされています。

人の顔がほころぶ。

花がほころぶ。

以前は「笑顔は花のようだ」と考えていました。

でも今年は、逆のことにも気づきました。

花が咲いている姿が、人を笑顔にすることもある。

そんなわが家の観葉植物たちも、そろそろ家の中へ入れる時期になりました。

今年、外の光や風を受けて、本当に元気になりました。

自分が育てていたつもりでしたが、振り返れば、自分の方が元気をもらっていたのかもしれません。

そして今日も、あるお宅の軒下に飾られた、きれいな花々を見ました。

以前とは少し違う目で、その花を見ることができました。

その花は、そこで暮らす人を迎えながら、知らないうちに道行く人にも何かを届けている。

自分も、その一人でした。

今日も軒下に咲いていた花々に、

元気をいただきました。
ありがとうございます。

今日も佳き日に

コーチミツル

【参考】
・Lee, M. S. et al. (2015), Journal of Physiological Anthropology, 34, 21.
・Journal of Environmental Psychology (2020), Viewing a flower image provides automatic recovery effects after psychological stress.
・漢字ペディア「咲」
・Well-Log「笑顔は、心に咲く花のように」

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