546.種から育てるか、苗から育てるか(なぜ自分は芽吹きに心を動かされるのか)

最近、自然栽培で野菜を育てています。

できるだけ種から育てようとしているのですが、これがなかなか思うようにはいきません。

芽が出ない。

芽が出ても育たない。

雨不足で枯れてしまうこともあります。

虫に食べられてしまうこともあります。

一方で、ホームセンターや農協に並んでいる苗はすでに立派に育っています。

植えれば高い確率で収穫につながります。

効率だけを考えれば、苗から育てた方が合理的なのかもしれません。

それなのに、自分はなぜか種に惹かれます。

その理由を考えていました。

Inner Willを考えていた時に

最近、自分の心柱やInner Willについて考える機会が増えています。

「自分は何を大切にしたいのだろう」

「何に心が動くのだろう」

そんなことを考えている中で、この種と苗の話が重なってきました。

最初は、芽が出る瞬間が好きだからだと思っていました。

何もなかった土の中から、小さな芽が顔を出す。

その姿を見ると、何度見ても嬉しくなります。

しかし、考えているうちに、それだけではないことに気づきました。

自然栽培が教えてくれたこと

自然栽培では農薬を使いません。

肥料もほとんど使いません。

だから葉は虫に食べられます。

穴だらけになることもあります。

できたものは小さかったり

収穫量も決して多くありません。

効率だけを考えれば、決して良い方法とは言えないでしょう。

それでも自分は自然栽培が好きです。

なぜだろう。

考えてみると、自分は野菜を育てたいのではなく、

「命が持つ力」

を見たいのかもしれません。

誰かに守られて育つのではなく、

誰かに大きくしてもらうのでもなく、

その命自身が持つ力で生きようとしている。

その姿に心が動くのです。

芽吹きに心が動く

思い返してみると、自分が嬉しくなる場面には共通点があります。

赤ちゃんを見た時。

庭木に新芽を見つけた時。

畑で芽吹きを見た時。

生花を見た時。

子どもが元気よく手を振ってくれた時。

どれも完成された姿ではありません。

むしろ、これから成長していく存在です。

そこには可能性があります。

そして、その奥には命の息吹があります。

もしかすると自分は、完成されたものよりも、

これから開いていく命の姿に惹かれているのかもしれません。

人もまた種なのかもしれない

人も同じなのではないでしょうか。

私たちはつい、

できる人

できない人

向いている人

向いていない人

と判断してしまいます。

しかし、本当はまだ芽が出ていないだけかもしれません。

まだ見えていない可能性があるのかもしれません。

コーチングも似ています。

相手を変えることではなく、

その人の中にある力を信じること。

無理に引っ張るのではなく、

芽吹きを待つこと。

自然栽培の畑と、どこか似ているように感じます。

命が持つ力を信じる

以前の自分なら、

挑戦することや成長することに価値を感じていたかもしれません。

もちろん今も大切です。

しかし最近は少し見方が変わってきました。

頑張らせることよりも、

その人が本来持っている力を信じること。

作り変えることよりも、

その人らしく芽吹くこと。

そちらの方に心が動きます。

もしかすると、それが自分のInner Willにつながっているのかもしれません。

私の好きな世界

種から育てることは効率が良いとは言えません。

無駄もあります。

失敗もあります。

それでも種を蒔きたくなるのは、

収穫のためだけではないようです。

そこにある命の力を信じたいから。

その息吹を感じたいから。

そして、その息吹が芽吹きとなって現れる瞬間を見たいから。

自分は野菜を育てているつもりでした。

でも本当は、

命が持つ力を信じるという、

自分の好きな世界を育てていたのかもしれません。


あなたは、種から育てるのと苗から育てるのと、どちらが好きでしょうか。

また、人の中にある「まだ見えていない可能性」を信じた経験はありますか。

この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル

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