筋トレを始めてから、締まった身体を目指して日々トレーニングに励んでいます。
けれども体重計の数字を見ると、「減っている」というよりむしろ少し「増えている」ように感じるのです。
それでも鏡に映る身体は少しずつ引き締まってきている。数字と実感のズレに戸惑っていた時、トレーナーさんからこんな言葉をいただきました。
「減量をするなら、冬がいいですよ。」
正直、驚きました。これまで「夏は汗をかくから痩せやすい」と思っていたからです。
ランニング時代に信じていた「汗で痩せる」
思い返せば、以前ランニングをしていたころ、かなり体重が落ちていました。
走れば走るほど汗をかき、「今日はいっぱい汗をかいたから痩せたに違いない」と信じていたのです。
もちろん、ランニングは脂肪燃焼に効果的な運動です。
でも調べてみると、汗そのものが脂肪を燃やすわけではなく、汗で減っていたのは水分。体重の変化は主にエネルギー消費と食事とのバランスによるものでした。
冬が減量に向いている理由
調べてみると、人の身体は外気温に応じて体温を一定に保とうとする仕組みがあります。
寒い季節には、体温を維持するためにエネルギーを消費しやすくなることが知られていて、これが「冬は代謝が上がる」と言われる理由の一つになっているそうです。
さらに、寒さに反応して働く「褐色脂肪細胞」という組織もあり、これが活性化すると脂肪をエネルギーに変えて熱をつくり出します。
つまり、冬は脂肪燃焼のチャンスが潜んでいるとも言えるのです。
サウナと「汗=脂肪燃焼」の誤解
「夏は汗をかくから痩せる」「サウナに入って汗を流せば脂肪が燃える」
以前の私もそう信じていましたが、これも少し違うようです。
調べてみたら、サウナで出る汗の大半は水分で、脂肪が直接燃えているわけではありませんでした。
サウナに入ると一時的に体重は減りますが、水分補給をすればすぐに戻ってしまいます。
ただし、サウナにはこんなメリットもあります。
- 血流を促して疲労回復を助ける
- リラックス効果でストレスを和らげる
- 自律神経を整えて、睡眠の質を高める
つまり、サウナは「脂肪を直接燃やすもの」ではないけれど、「減量やトレーニングを続けやすい環境を整えるサポート役」としては大いに役立つのだと思います。
減量成功のカギは「積み重ね」
これまでの体験や調べたことを振り返ると、やはり大事なのは「筋肉を育てること」と「食事や運動の習慣を続けること」だと感じます。
かつてランニングで痩せたのも、実は“汗”ではなく、日々のエネルギー消費の積み重ねでした。
そして、トレーナーさんと相談して、9月からは少しずつ食事管理も始めていこうと思っています。
運動と食事、両方を整えていくことで、冬に向けての準備をしっかりと進めていきたいです。
あなたは「汗」と「筋肉」、どちらを信じますか?
「汗=脂肪燃焼」と思っていた過去の自分。
そして今は「筋肉量と習慣」が本当の鍵だと気づいた自分。
あなたはどちらを選びますか?
汗をかいて安心しますか?それとも筋肉を積み重ねて“本当に燃える身体”をつくりたいですか?

今日も佳き日に
コーチミツル
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