295.鏡に映る自分を見つめるジョウビタキ

今朝、窓の外に小さな鳥がやってきました。枝にとまり、なんと20cmほどの距離で、つぶらな瞳をこちらに向けてじっと見ています。

その視線はまるで「おはよう、今日は何を考えてるの?」と問いかけてくるようでした。

鳥の名前を知らなかったので、ちょっと頼りにしてみたのがグーグルレンズ。

すると「ジョウビタキ」と教えてくれました。なるほど、冬に日本にやってくる渡り鳥。胸のオレンジ色が美しく、そしてなにより可愛らしい眼差しが印象的です。

普通なら縄張りを守ろうとして、鏡に映る姿に攻撃する鳥もいるそうですが、このジョウビタキは違いました。攻撃することもなく、ただ穏やかに、そこに佇んでいたのです。

マジックミラーに映る「もうひとりの自分」

我が家の窓には目隠し用のマジックミラーをつけています。

もしかしたらジョウビタキは、そこに映る「もう一羽の自分」を不思議そうに眺めていたのかもしれません。

「ここにもう一人いる?」

「でも襲ってこないな…」

そんなことを考えていたかどうかは分かりませんが(笑)、その仕草にちょっと親近感を覚えました。

鏡を見ることと現実を見ること

人間もまた、鏡を通して自分を見つめます。

けれど歳を重ねると、だんだん鏡を覗く時間が減っていきます。

シワや白髪を見つけて「ああ、もう見なくていいや」となりがちですよね。

でも若々しくいるためには、やはり「現実を見つめる勇気」が大切です。

鏡は左右反転しますが、そこに映っているのはまぎれもなく自分自身。判断や評価はせず、ただ「事実」を返してくれる存在です。

コーチングのフィードバックも同じ

コーチングでのフィードバックも、まさにこの鏡と似ています。

「良かった」「悪かった」とジャッジするのではなく、ただ「こう見えました」と事実をそのまま伝える。そこから本人が気づき、次の行動が生まれていくのです。

鏡に映る自分と向き合うことは、コーチの言葉に耳を傾けることと同じ。

そこにあるのは評価ではなく、成長へのヒントです。

ジョウビタキが教えてくれたこと

つぶらな瞳で自分を見つめていた小さな鳥。

攻撃もせず、ただ穏やかに「そのまま」を受け止めていた姿は、コーチングの本質そのものに見えました。

――さて、あなたは鏡に映る自分をどんな気持ちで見つめていますか?

もしそこにユーモアをひとつ加えるなら、「おお、今日もなかなかいい味出してるじゃないか」と声をかけてみるのもアリかもしれませんね。

今日も佳き日に

コーチミツル

#ジョウビタキ #自然観察 #コーチング #フィードバック #鏡の中の自分 #気づき #人生の学び #ウェルビーイング

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!