今朝、窓の外に小さな鳥がやってきました。枝にとまり、なんと20cmほどの距離で、つぶらな瞳をこちらに向けてじっと見ています。

その視線はまるで「おはよう、今日は何を考えてるの?」と問いかけてくるようでした。
鳥の名前を知らなかったので、ちょっと頼りにしてみたのがグーグルレンズ。
すると「ジョウビタキ」と教えてくれました。なるほど、冬に日本にやってくる渡り鳥。胸のオレンジ色が美しく、そしてなにより可愛らしい眼差しが印象的です。
普通なら縄張りを守ろうとして、鏡に映る姿に攻撃する鳥もいるそうですが、このジョウビタキは違いました。攻撃することもなく、ただ穏やかに、そこに佇んでいたのです。
マジックミラーに映る「もうひとりの自分」
我が家の窓には目隠し用のマジックミラーをつけています。
もしかしたらジョウビタキは、そこに映る「もう一羽の自分」を不思議そうに眺めていたのかもしれません。
「ここにもう一人いる?」
「でも襲ってこないな…」
そんなことを考えていたかどうかは分かりませんが(笑)、その仕草にちょっと親近感を覚えました。
鏡を見ることと現実を見ること
人間もまた、鏡を通して自分を見つめます。
けれど歳を重ねると、だんだん鏡を覗く時間が減っていきます。
シワや白髪を見つけて「ああ、もう見なくていいや」となりがちですよね。
でも若々しくいるためには、やはり「現実を見つめる勇気」が大切です。
鏡は左右反転しますが、そこに映っているのはまぎれもなく自分自身。判断や評価はせず、ただ「事実」を返してくれる存在です。
コーチングのフィードバックも同じ
コーチングでのフィードバックも、まさにこの鏡と似ています。
「良かった」「悪かった」とジャッジするのではなく、ただ「こう見えました」と事実をそのまま伝える。そこから本人が気づき、次の行動が生まれていくのです。
鏡に映る自分と向き合うことは、コーチの言葉に耳を傾けることと同じ。
そこにあるのは評価ではなく、成長へのヒントです。
ジョウビタキが教えてくれたこと
つぶらな瞳で自分を見つめていた小さな鳥。
攻撃もせず、ただ穏やかに「そのまま」を受け止めていた姿は、コーチングの本質そのものに見えました。
――さて、あなたは鏡に映る自分をどんな気持ちで見つめていますか?
もしそこにユーモアをひとつ加えるなら、「おお、今日もなかなかいい味出してるじゃないか」と声をかけてみるのもアリかもしれませんね。

今日も佳き日に
コーチミツル
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