190.植物の命が見えた朝 (“水鉄砲”ポンプで感じた、いのちの流れ)

水鉄砲のようなポンプに驚いて

ある朝、NHKの「あさイチ」を何気なく観ていたときのことです。「みんな!グリーンだよ」という園芸コーナーで、華道家元池坊の池坊専宗(いけのぼう せんしゅう)さんがゲストとして登場し、博多華丸・大吉さんと共に生け花の実演をしながら、水あげポンプを使った水の入れ方を紹介されていました
見た目はまるで水鉄砲のようで、茎の切り口にあててレバーをギュッと押すと、水が植物の中にスーッと入っていくのです。

その瞬間、自分の目の前で、植物の導管を水が上がっていく様子が映し出されました。いつもは見えないその流れが、まるで命の通り道のように感じられ、心が動かされました。


博多大吉さんも思わずおかわり

番組のスタジオでは、MCの博多大吉さんが「かわいい!」「すごいね」と目を輝かせていました。
本来なら1回だけの実演のはずが、あまりの感動に出演者の皆さんが「もう1回やりましょう」とおかわりの希望発言、再度ポンプを使って試していたのが印象的でした。

その姿に、自分も思わずテレビの前で頷いてしまいました。何度でも見たくなる美しい瞬間だったのです。

自分が感じた“植物の血液”


導管を通って、葉の先まで水が届いていく様子は、まるで植物の体をめぐる“血液”のようでした。
水がスッと流れ込むたびに、「ああ、植物も生きているんだなぁ」と改めて感じました。

普段、花に水をやるときにはあまり意識していませんでしたが、その一滴一滴が命を支えていると思うと、いつもの行為がとても尊いものに思えてきました。


ゆっくり動く命との共生

植物の営みは、動物に比べるととてもゆっくりです。だからこそ、私たちの目には見えにくく、気づきにくいものかもしれません。

でも、確かにそこには命があり、静かに、確実に、生きているということを教えてくれました。
この水の流れを目にしたことで、植物も人も、同じように大地に生きる存在なのだと、自然と心が寄り添いました。


小さな感動が教えてくれたこと

たったひとつのポンプが、水を目に見えるかたちにしてくれたことで、自分の中に大きな感動が生まれました。
その感動は、自然と生きるということ、そして命を大切にするという気持ちを、改めて思い出させてくれたように思います。

日々の暮らしのなかにも、きっとこうした小さな“奇跡”がたくさんあるはずです。
それに気づける心を、これからも大切にしていきたいと思いました。

今日も佳き日に

コーチミツル


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