
ホームセンターでじゃがいもの種芋を見かける時期となりました。
自然農法と自然栽培については、”67.自然農法と自然栽培の違い”でお伝えしておりましたが、今日は自然栽培でじゃがいも植えました。簡単にどんな風にしたかと言いますと、自然農法では土を耕さないのですが、それに比べて自然栽培では、耕運機を使って畑の土を掘り返し、更に土をある程度細かく砕いて、じゃがいもを植えるためのベッドをあらかじめ作っておきます。

これまでは、耕す前に
カキの殻を砕いたものを撒いたりしていたのですが自然栽培では有機肥料も含めて肥料は与えずに自然の土の力で育てるということであり、今年からはやめることにしました。
そして、種芋のじゃがいもですが、
これまで、ホームセンターで5〜10kgの種芋を買ってその芋を半分に包丁で切り、切り口が腐らないように灰をまぶして植えておりました。
で、今年はどうしたかと言いますと、
昨年収穫したじゃがいもがかなり余っておりまして、中には芽が出ているものもたくさんありました。今年は実験の年ということにしていますので、ダメもとでもいいからと種芋は買わずにその余っていた芋を種芋とすることに決めました。

種芋の種類は、
面長のメークイーンと男爵と北あかりの混合のなのですが、かなりの量で、芽と芽が絡まっていたりしており20cmおきに3〜5個の高密度で土の上に置きその上から土を被せました。
できる前から言い訳になってしまいますが、
種芋が多すきて共倒れにならないかなとも思っていますが、何事もやってみないと分からないので今年は挑戦してみようと思いました。(1個ずつ植えると畑のすべてがジャガイモ畑になってしまうので楽をさせていただきました)

ただ、少し期待しているのが、
この種芋は、元々自分の畑で育ったじゃがいもであり土の環境に慣れているから、育ちやすいのではないかと思っているところもあります。
人でも動物でも育った環境に戻ると元気が出ます。
ホームセンターで買った種芋は、種芋として育った環境に慣れているわけで、転勤族のように引っ越しして別の畑の環境に慣れるまでに時間がかかるのではないかなんて勝手に想像しております。(笑)
さて、これから数力月かけて
このじゃがいもがどんな育ち方をしていくのか、密度が濃い植え方をしてしまいましたが、仲良く互いを活かしながら育ってほしいと思います。また、機会がありましたら自然栽培について報告させていただきます。

今日も佳き日に
コーチミツル