ここ10年くらい、家の後ろの畑にさくらんぼや栗、みかんやレモンなどの果樹や主に夏野菜を中心に栽培しています。その理由は、畑を草だらけにしておくのは勿体ないし、近くに住んでいる方に迷惑がかかるからで、積極的な目的ではありません。その上、露地栽培となりますと、春植えたら夏に収穫とか夏前に植えて秋に収穫といったパターンで年に1回しか経験ができず、上手くいかないときは、それを克服するチャンスは次の年になってしまいます。なので、あまり期待していない自分は、同じ失敗の繰り返しをずっと続けていると言っても間違いないと思っています。(苦笑)
ただ、言えるのは農薬を全く使っていないので形は悪いですが、安心して食べることができる野菜だと思います。ちなみに市場に出ているきれいな大きな野菜は農薬や化学肥料なくしてはできないのではないかと思います。
果樹に関しては、情けない話ですが、ほとんど成果を期待して植えていません。栗も植えて5年くらいたちますが、ほとんど実を付けませんし、みかんやリンゴは花が咲いたのを見たこともありません。その上、対策を取ったり研究もしていないので、これから先も期待していないというのが正直な話です。
それでも、さくらんぼは、数年前にはたくさんの実を付けました。その年は花が多く咲き、蜂たちが蜜を吸いに来てくれたからだと思っています。
昨日のブログでも奇跡のリンゴのお話をしましたが、リンゴ農家では農薬散布は当たり前でした。そんな中無農薬のリンゴ栽培を実現した木村秋則さんの本を読み、時間はかかるかもしれませんが自然の中で自然に無農薬、化学肥料なし育てることが人にとっても自然にとっても大切なことだと思うようになりました。
自分は、野菜や果樹で生活をしているわけではありません。自分たちで食べるものを安心して食べられるように自然農法で今年は作ってみようと改めて感じました。
一方で家の庭には、芝桜、水仙、沈丁花、ボタン、芍薬などの花やイヌマキ、南天、五月、金木犀、銀木犀、椿、梅などの木を植えています。その中でも五月については、ここ7.8年は花を咲かさずに、葉が餅のように膨れるモチ病で元気がありませんでした。親父やお袋に花を見せてあげたいとの思いも届かず結局見せることはできませんでしたが、昨年春に早めに剪定し、油かすをするなどして、今のところ元気な葉をつけています。
両親が生きているうちに願いはかないませんでしたが、今年は花を咲かせたいと思います。
今日も佳き日に
コーチミツル