朝自活で、ルッコラを収穫しました
今朝の朝自活では、庭で育てているルッコラを収穫しました。
農薬も使わず、肥料も使わず。
自然の力に任せて育ててきた、自然栽培のルッコラです。
気づけば、葉はほうれん草くらいの大きさに育っていました。
収穫したルッコラを、トマトとハムと一緒にサラダにして、贅沢にひと束いただきました。
採れたばかりの野菜を、すぐに食べられる。
それだけで、とても豊かな朝になりました。

若葉とは違う、力強い味わい
食べてみると、普段食べる若いルッコラとは少し違いました。
葉にはしっかりとした歯ごたえがあり、自然と噛む回数が増えます。
その一方で、ルッコラらしい香りは濃く、幾分、辛みも強く感じました。
やわらかくて食べやすいというよりも、
噛むほどに、香りと味が広がっていく。
「力強い味わい」という表現が、ぴったりでした。
若葉と育った葉には、それぞれの良さがある
若いルッコラと大きく育ったルッコラの違いを、整理してみました。
| 比較する点 | 若葉・ベビーリーフ | 大きく育った葉 |
|---|---|---|
| 葉の状態 | 薄く、やわらかい | 葉や葉脈が発達し、しっかりしている |
| 食感 | やわらかく、生で食べやすい | 歯ごたえがあり、噛む回数が増えやすい |
| 香り・辛み | 比較的穏やか | 強く感じることがある |
| 食べ方 | サラダや付け合わせに向く | サラダのほか、パスタ、ピザ、炒め物にも向く |
| 消化のしやすさ | 細かく噛みやすく、胃腸への負担が比較的小さい | 十分に噛まずに食べると、胃腸の弱い人には重く感じる場合がある |
| 栄養面 | 重量当たりの成分濃度が高い場合がある | 一枚が大きく、食べる総量を増やしやすい |
| 味わい | みずみずしく、親しみやすい | 苦み、辛み、香りなどの個性が際立ちやすい |
ルッコラの辛みや苦みに関係するのが、アブラナ科の野菜に含まれるグルコシノレートという成分です。葉を噛んだり切ったりすると分解され、イソチオシアネートなどの香りや辛みに関係する物質が生まれます。研究でも、グルコシノレートの多いルッコラほど、辛みや苦みが強く評価される傾向が報告されています。
ただし、若葉と育った葉のどちらに多く含まれるかは、単純には決められません。
成長段階だけでなく、品種、季節、気温、水分量、栽培環境、収穫回数によっても、グルコシノレートやポリフェノールの量は大きく変わるからです。ルッコラには複数のグルコシノレートやフラボノールが含まれますが、品種間でも濃度に大きな差が確認されています。
そのため、今回感じた強い香りと辛みは、葉が大きく育ったことに加えて、自然栽培の環境や気温、水分などが重なって生まれた味だったのかもしれません。
ルッコラの栄養は、何に役立つのか
ルッコラは、一度に大量の栄養を取る食品というよりも、日々の食事に取り入れることで、さまざまな栄養素を補える葉物野菜です。USDAの食品成分データでも、ビタミンK、葉酸、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどを含むことが示されています。
| 主な栄養・成分 | 体内での主な役割 |
|---|---|
| ビタミンK | 正常な血液凝固や、骨の健康維持に関わる |
| 葉酸 | DNAをつくる働きや、細胞分裂を支える |
| ビタミンC | 抗酸化作用、コラーゲンの生成、植物性食品に含まれる鉄の吸収を助ける |
| カルシウム | 骨や歯をつくるほか、筋肉の動きや神経伝達に関わる |
| カリウム | 心臓や腎臓の働き、筋肉の収縮、神経伝達を支える |
| グルコシノレート | ルッコラ特有の辛みや香りのもととなり、分解物の生理作用が研究されている |
| 食物繊維 | 便通や腸内環境を整える食生活に役立ち、噛み応えにもつながる |
ビタミンCは、抗酸化作用を持ち、コラーゲンの生成や植物性鉄の吸収を助けます。葉酸はDNAの合成や細胞分裂に必要です。カルシウムは骨だけでなく、筋肉や神経の働きにも関係し、カリウムは筋肉の収縮や神経伝達などを支えています。
ただし、ルッコラを食べれば特定の病気を防げる、治せるという意味ではありません。
いろいろな野菜や食品を組み合わせて食べる中で、身体に必要な栄養を補ってくれる存在だと考えるのが適切だと思います。
よく噛む時間も、ごちそうでした
今回、自分にとって印象的だったのは、自然と咀嚼回数が増えたことです。
若葉のように、すぐに口の中からなくなるのではありません。
一枚一枚をしっかり噛むことで、ルッコラの香りや辛みが、少しずつ広がっていきました。
胃腸の状態によっては、やわらかい若葉の方が食べやすい人もいるでしょう。
しかし、胃が弱くない自分には、このしっかりとした食感が合っていたようです。
よく噛み、ゆっくり味わう。
その時間も含めて、ごちそうだったのだと思います。
育つほど、個性は深くなる
若葉には、若葉の良さがあります。
やわらかく、みずみずしく、誰にでも食べやすい。
一方で、大きく育った葉には、若葉にはない歯ごたえや香り、辛み、そして力強い味わいがありました。
どちらが優れているということではありません。
育った段階によって、表れる魅力が違うのです。
人も、同じなのかもしれません。
若い頃には、若い頃にしかない軽やかさがあります。
そして、年齢を重ねれば、さまざまな経験が積み重なり、その人にしかない考え方や言葉、味わいが生まれていく。
少し癖が出ることもあるでしょう。
簡単には理解してもらえない個性が、表に出てくることもあるかもしれません。
それでも、時間をかけて向き合い、よく知るほどに伝わってくる良さがあります。
成長とは、何かを失っていくことではなく、自分らしい個性が深くなっていくこと。
農薬も肥料も使わず、自然の中で大きく育ったルッコラを噛みしめながら、そんなことを思いました。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
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