584.コンプライアンスを育てるということ(ソリューションフォーカスとの親和性)

守ることと、より良くすること。その二つは、きっと両立できる。


コンプライアンスは、人を守るためにある

最近、「コンプライアンス」という言葉を耳にする機会が本当に増えました。

企業でも、学校でも、地域でも、法令遵守だけでなく、ハラスメントなど人と人との関係性まで、その対象は広がっています。

自分は、この流れそのものは、とても大切なことだと思っています。

誰もが安心して働き、安心して学び、安心して暮らせる社会をつくるためには、コンプライアンスは欠かせない考え方だからです。


本当に大切なのは、本来の目的ではないだろうか

一方で、コンプライアンスが重視されるほど、こんな声を耳にすることもあります。

「何か言われるくらいなら、やらないほうがいい。」

「責任を負うくらいなら、関わらないほうがいい。」

さらに、

「問題が起きても、言わないほうが安全。」

そんな空気が生まれてしまうこともあります。

もし、問題を隠したり、誰も声を上げられなくなったりするのであれば、それは本来のコンプライアンスが目指している姿とは少し違うように思います。

大切なのは、ルールそのものではなく、

「人を守る」という本来の目的ではないでしょうか。


ソリューションフォーカスは、コンプライアンスを育てる考え方

自分は、コンプライアンスとソリューションフォーカスには、とても高い親和性があると感じています。

ソリューションフォーカスは、問題を無視する考え方ではありません。

問題を受け止めたうえで、

「どうすれば、より良い状態に近づけるだろう。」

と未来に目を向ける考え方です。

だからこそ、

問題が起きたときも、

「誰が悪いのか。」

で終わるのではなく、

「どうすれば再発を防げるだろう。」

「どうすれば安心して相談できる環境になるだろう。」

「どうすれば、より良い組織になれるだろう。」

という問いへと変わっていきます。

もちろん、事実を確認し、適切な対応を行うことは欠かせません。

しかし、その先にある目的は、犯人探しではなく、同じことを繰り返さない仕組みを育てることではないでしょうか。

そう考えると、ソリューションフォーカスは、コンプライアンスを弱める考え方ではありません。

むしろ、コンプライアンスをより機能させ、組織に根付かせる考え方なのだと思います。


こんな視点で見直してみる

自分なりに、本来の目的に沿っているかを考えるためのチェックリストを作ってみました。

チェックリスト
  1. □ このルールの目的を説明できる。
  2. □ 問題や違和感を安心して報告できる。
  3. □ 報告した人が不利益を受けない。
  4. □ 「誰が悪いか」だけで終わらず、「どうすれば再発を防げるか」を話し合っている。
  5. □ 良い実践や成功事例も共有している。
  6. □ 「何もしない」が最も安全な選択になっていない。
  7. □ 現場の声をもとにルールを見直している。
  8. □ 人を萎縮させるのではなく、安心して行動できる環境づくりにつながっている。

一つでも気になる項目があれば、

見直すべきなのは、人ではなく仕組みなのかもしれません。


Well-Beingも同じ

Well-Being Spiralでも、

「受け入れる」「支える」「行動する」

という循環を大切にしています。

問題を受け入れる。

人を責め続けるのではなく支える。

そして、より良い未来に向けて行動する。

この循環は、コンプライアンスが本来目指している姿とも重なるように思います。

コンプライアンスは、人を縛るためのものではありません。

人を守り、安心してより良い行動ができる社会を育てるためのものです。

そのために、ソリューションフォーカスという考え方は、大きな力を発揮してくれるのではないでしょうか。


この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・

今日も佳き日に

コーチミツル

#コンプライアンス #ソリューションフォーカス #心理的安全性 #WellBeingSpiral #組織づくり #ハラスメント防止 #コーチング #より良い未来


Instagram投稿文(おまけ)


Coach Mitsuruをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!