
はじめに
最近、こんなことを考えていました。
人を見下したり、マウントを取ったりする場面を見聞きすることがあります。
一時的には優位に立ったように感じるのかもしれません。
でも、その優位は本当に自分を成長させているのでしょうか。
自分はそうは思いません。
相手を下げても、自分が高くなるわけではありません。
一瞬、勝ったような気持ちになったとしても、それは自分自身の成長とは別の話です。
本当に比較する相手は、他人ではなく「昨日の自分」。
昨日より少し優しくなれたか。
昨日より少し挑戦できたか。
昨日より少し受け入れることができたか。
その積み重ねこそが、本当の意味での成長なのではないでしょうか。
能力の成長には限界があります
若い頃の成長は、とても分かりやすいものです。
勉強ができるようになる。
仕事ができるようになる。
足が速くなる。
筋力がつく。
知識が増える。
できなかったことができるようになる。
こうした能力の向上は、自分にも周りにも分かりやすい成長です。
しかし、年齢を重ねると、少しずつ体力は衰えていきます。
これは誰にも止めることはできません。
もちろん、運動や健康管理によって遅らせることはできます。
それでも、老いそのものを止めることはできません。
では、能力が少しずつ衰えていくなら、人の成長もそこで終わってしまうのでしょうか。
心理学には興味深い考え方があります
実は近年の心理学には、
Eudaimonic Well-Being(ユーダイモニック・ウェルビーイング)
という考え方があります。
これは、
「幸せとは、楽しいことが多い人生ではなく、意味のある人生を生きることである」
という考え方です。
この言葉は少し難しく聞こえますが、そのルーツは約2400年前の古代ギリシャの哲学者アリストテレスまでさかのぼります。
そして現代では、多くの心理学者によって研究されている概念です。
つまり、人は年齢を重ねても、
「意味を深める」という成長を続けることができるのです。
年齢を重ねるほど育つもの
体力は少しずつ変わっていくかもしれません。
しかし、
人を受け入れる力。
人を支える力。
物事を広い視野で見る力。
経験を次の世代へ伝える力。
人生に意味を見いだす力。
こうしたものは、むしろ年齢を重ねるほど深めていくことができます。
成長とは、能力を増やすことだけではありません。
人として深まっていくことも、かけがえのない成長なのです。
おわりに
若い頃は、「できること」が増えることが成長でした。
しかし、人生の後半は少し違うのかもしれません。
「何ができるか」ではなく、
「何を大切にして生きるか」。
「何を受け取り、何を次の人へ手渡していくか」。
そんな成長があることを、心理学は教えてくれています。
もしかすると、人生には前半と後半で、成長の意味そのものが変わるのかもしれません。
次回は、この「幸せには二種類ある」という、少し意外なお話をご紹介したいと思います。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
#WellBeingSpiral #自己成長 #ウェルビーイング #心理学
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