
「もう遅い」
自分たちは、
いつの間にか年齢で可能性を区切ってしまうことがあります。
でも、
人生後半だからこそ始められることもあります。
今回は、
伊能忠敬 の人生から、
“人生後半で、本当にやりたいことに出会う”
ということについて考えてみたいと思います。
若い頃は“地図の人”ではなかった
伊能忠敬というと、
「日本地図を作った人」
として有名です。
しかし、
最初から測量家だったわけではありません。
若い頃は商人として働き、
家業を支え、
経営者として人生を歩んでいました。
つまり、
“普通に社会を生きていた人”
だったとも言えます。
ところが50歳を過ぎてから、
彼は天文学や測量を学び始めます。
そして55歳。
全国を歩いて測量するという、
とてつもない挑戦を始めたのです。
歩いた距離は、地球一周分とも言われる
当時は今のような交通手段もありません。
山を越え、
海沿いを歩き、
時には天候とも向き合いながら、
日本各地を測量していきました。
その距離は、
地球一周分に匹敵するとも言われています。
しかも、
それを始めたのは55歳。
今の感覚で考えても、
決して若くありません。
でも逆に言えば、
人生経験を積んだからこそ、
やり遂げられた
とも言えるのかもしれません。
過去の経験は、消えない
面白いのは、
伊能忠敬の商人時代の経験です。
経営感覚、
人との関わり、
計算力、
継続力。
若い頃の経験が、
後半の人生で活かされていきます。
人生は時々、
「遠回りした」
ように感じることがあります。
でも後になって、
“全部つながっていた”
と感じる瞬間があります。
人生は、あとから意味が見えてくる
Well-Beingという言葉には、
「自分らしく、満たされながら生きる」
という意味があります。
ただ、
それは最初から見えているとは限りません。
むしろ、
- 迷い
- 失敗
- 回り道
- 社会経験
を通して、
少しずつ形になっていくこともあります。
伊能忠敬も、
若い頃から
「日本地図を作る!」
と思っていたわけではないでしょう。
でも、
人生後半で、
“自分が本当に力を使う場所”
に出会った。
そんな風にも感じます。
一周回って、自分に戻る
還暦は、
干支が一周する節目。
昔の日本人は、
「生まれ直し」
という意味を込めました。
それは単なる年齢ではなく、
“もう一度、自分を生きる”
という感覚だったのかもしれません。
若い頃は、
生活や責任に追われていた人も、
人生経験を積み重ねた後に、
本当にやりたかったことに近づいていく。
それは、
直線ではなく、
螺旋のような人生です。
最近、自分自身も、
「若い頃の経験が、今につながっている」
と感じることがあります。
会社員としての経験、
人との関わり、
コーチング、
音楽、
地域活動。
その時は意味がわからなくても、
後から一本の線になることがあります。
人生は、
最短距離ではなくてもいい。
遠回りしたからこそ見える景色が、
きっとあるのだと思います。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル