
聖徳太子の十七条憲法の中で、
とても分かりやすく、そして現代にも通じる条文があります。
第6条です。
昭和の時代劇や特撮ヒーローもので有名な”勧善懲悪(かんぜんちょうあく)”ですね。
「悪を懲らし、善を勧む」
つまり、
悪いことはきちんと正し、
良いことはしっかりと広めていこう
という意味です。
とてもシンプルですが、
実際に社会でこれを行うのは
なかなか難しいことだと感じます。
自分はこの条文を読んだとき、
単に「罰を与える」という話ではないのではないかと感じました。
「悪を懲らす」とは何か
現代では
「罰を与える」「取り締まる」という意味に
受け取られることも多いと思います。
しかし、はるさんの話を聞いていると
この条文はそれだけではないように感じました。
悪を懲らすというのは、
社会の秩序を守ること
公正さを保つこと
でもあります。
もし悪いことをしても
何も起こらない社会であれば、
正直に生きている人が
損をしてしまいます。
それでは社会は成り立ちません。
だからこそ
悪いことはきちんと正す。
これは
社会のバランスを守るための仕組みでもあるのだと思います。
「善を勧む」という考え
そしてもう一つ大切なのが
後半の言葉です。
善を勧む
良いことを広めること。
実は、
こちらの方が大事なのではないかと
自分は感じました。
人は
怒られて変わるより
褒められて伸びる
ことの方が多いものです。
コーチングでもよく言われますが、
問題を責め続けるより
望ましい行動を広げる方が
人は自然に変わっていきます。
社会は「何を評価するか」で変わる
どんな社会でも、
評価される行動は増えます。
もし
ズルをする人が得をする社会なら
ズルをする人が増えます。
しかし、
誠実な人が評価される社会なら
誠実な人が増えていきます。
聖徳太子は
そのことを分かっていたのではないかと感じます。
1400年前のシンプルな原則
悪を懲らす。
善を勧める。
とてもシンプルですが、
社会の基本になる考え方です。
そしてこの条文は
国家だけではなく
家庭でも
会社でも
地域でも
同じことが言えるのではないかと思います。
何を叱るのか。
何を褒めるのか。
その積み重ねが
その組織の文化を作っていくのだと思います。
1400年前の言葉ですが、
今の社会にも
静かに問いを投げかけているように感じました。
この言葉が、必要な人に、必要な時に、届きますように・・・
今日も佳き日に
コーチミツル
#聖徳太子 #十七条憲法 #悪を懲らし善を勧む #国家倫理 #日本思想 #歴史から学ぶ #組織文化 #評価の原理 #コーチング #WellLog
参考文献(必要最小限)
- 『日本書紀』
- 梅原猛『聖徳太子』
- 井沢元彦『逆説の日本史』