
思いがけない3つの「ありがたい語らいの場」
今日は朝から、3つのありがたい語らいの場がありました。いずれも、最近あまりお会いする機会がなかった方々から「紹介したいことがある」と1週間ほど前にお声をかけていただいたもので、久しぶりの再会が嬉しい一日でもありました。
どの方も私のことを思い浮かべて、大切な命の時間を取って話す機会をくださったことが何よりありがたく、ご縁の不思議さと温かさを感じました。
午前中は幼馴染のご主人さんから自分の将来を見据えた表現方法について大成功されている方をご紹介いただきました。自分が何に焦点を当てていくかの具体的なヒントをいただき感謝の気持ちしかありません。このように自分のことをふと思い出していただき気にかけていただけるという縁、いわゆる伝手(つて)、”145.伝手(つて)ってズルなの?それとも縁を活かす自然な道?”でもお伝えしましたが、自分は本当に大切だと思っています。
午後に起きた不思議な一致
中でも午後に続いた2つのご紹介のひとときでは、まさに「そんなことある?」と思うような出来事が。
話し手も、場所もまったく別なのに、紹介された内容が本質的に同じテーマだったのです。それは、地域を元気にするある仕組みに関するお話でした。どちらの方も私の適性を見て、「こういう場なら力を発揮できるんじゃないか」と思ってくださったようでした。
まるで、別々の川から同じ海にたどり着いたような感覚。こういうのを「偶然」と片付けてしまうには、あまりにも重なりすぎています。
シンクロニシティ(共時性)というメッセージ
このような現象を、心理学者カール・ユングは「シンクロニシティ(共時性)」と名付けました。これは、因果関係では説明できないけれど、意味を感じざるをえないような偶然の一致のこと。
私自身も以前、あるテーマについて考えた直後に、まったく別の人からそれに関連する話題が飛び込んできたという経験があります。ちょうどその時も、このブログで「シンクロニシティ」という言葉を紹介しました。
ふり返れば、あのときも「これは進めというサインでは?」と背中を押されたような気がしていました。
“やってみなはれ”の精神
そして、今日のような出来事にふれながらふと頭に浮かんだのが、松下幸之助さんの有名な言葉——**「やってみなはれ」**です。
これは、「結果はやってみなければわからない。まずは動いてみようやないか」という精神。その裏には、人間の可能性と、ご縁の不思議を信じる強さがあります。
今回の一致も、もしかしたら「やってみなはれ」と背中を押されているのかもしれません。ただ、私はまだ「いますぐ動く」より、「ありがたく受け取り、少しあたためてみる」というスタンスでいたいと感じています。
その中で、自分の中の確信が育っていけば、自然と次の一歩は見えてくるでしょう。
偶然は、サインかもしれない
同じような話が別々のルートから届くとき、そこには何かしらの意味があるのかもしれません。
「あなたにはこういう役割があるんじゃない?」
「そろそろ次の扉を開いてみたら?」
そんな見えないメッセージを、私は今日、3つの語らいを通して受け取ったように思います。
偶然に心を開いて、意味を見出すこと。
それが、「やってみなはれ」の第一歩なのかもしれません。
今日も佳き日に
コーチミツル