とんかつ、最後に一切れ残しておく派です。
これ、自分の食事スタイルのひとつのこだわり。
メインディッシュの中でも特に好きな「とんかつ」。数キレある中で、見た目も良くて一番ジューシーそうなやつを、最後のひと口にとっておく。
この「最後にとっておくか」「先に食べちゃうか」って、実は性格や考え方の違いがにじみ出る、ちょっとした“食卓の哲学”なんじゃないかと思ったんです。
あなたはどっち派?3つのタイプに分けてみた
① 最初に食べる派(テンション即ブースト型)
「好きなものは最初に!テンション上げてくぞー!」
このタイプの人は、食事のスタートダッシュが全力。気持ちを高めて、その勢いで全部おいしく食べるスタイルです。
この派閥は、心理学的には「即時報酬型」と呼ばれます。
欲しいものは今すぐ欲しい!という傾向で、“今この瞬間を大事にする”マインドフルネス的な性格にも近いと言われています。
② 最後に取っておく派(じっくりフィナーレ型)
「メインは最後の一口にとっておく…」
はい、これ僕です(笑)。好きなものを後に残して、締めくくりに味わうことで、満足度がぐんと上がるタイプ。
この行動、心理学では「遅延報酬型」と言われます。
有名な「マシュマロ・テスト」でも示されたように、“我慢して待つ力”が将来の成功につながるという研究結果もあります。
🧁【マシュマロ・テストとは?】
1960年代、子どもにマシュマロを1個出して「15分我慢できたらもう1個あげるよ」と伝えたところ、我慢できた子は将来、学業や社会的成功を収める傾向が強かったという実験です。
③ その時の気分派(臨機応変フリーダム型)
「美味しそうな順に食べることもあれば、気分でバラバラ」
こういう人も意外と多いんじゃないでしょうか?今日の気分で変える柔軟なスタイルも、実はストレスに強いとも言われます。
なぜ「とっておく派」は満足感が高まるのか?
自分がとんかつを最後に残すのは、ちょっとした「儀式」みたいなもので、
「最後に口の中で最高の一口を味わう」ことで、食事全体の満足度が跳ね上がる感覚があるんです。
これは、“ピーク・エンドの法則”といって、心理学者ダニエル・カーネマンが提唱した理論にも通じます。
人は、出来事の「最も印象的な瞬間(ピーク)」と「終わり(エンド)」で、その体験全体の記憶を判断する傾向があるというもの。
つまり最後の一切れを「ごちそう」にすることで、その食事全体がより美味しい記憶として残るんですね。
環境や家族構成も影響してる?
育った家庭や兄弟の有無も、この「食べ方」に関係していると言われます。
- 兄弟が多い家 → 「早く食べないとなくなる!」という経験から、即食べる派になりやすい
- 一人っ子やゆったりした家庭 → 「あとでゆっくり食べよう」精神が育ちやすい
ちょっとした習慣に、過去の記憶がにじんでいるのかもしれません。
そういう意味で言えば、自分は姉との2人兄弟で、大皿から自分のものを取るスタイルではなく、最初から自分の食事が配膳されていたこともあり、先を争って食べる必要がなかったなあと思います。
小学生低学年の時に親戚の男の子兄弟と一緒に食事をした際、みるみるうちにおかずが無くなってびっくりしたことを想い出しました。
結論:どちらでも正解。だけど、そこに“あなたらしさ”が出てる
「最初に食べる」か「最後に残す」か。
これはどっちが正解とかではなく、
その人の性格や価値観がにじむ“日常の哲学”なんだと思います。
食卓のちょっとしたこだわりに、あなたの「今を大切にしたい気持ち」や「未来の自分へのごほうび」が、ちゃんと表れてるのかもしれませんね。
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