138.馬と亀と私:スピードがすべてじゃない日常の中で

馬に囲まれた日

今日は一日を通して、なぜか「馬」によく出会いました。

何かの象徴のように目に飛び込んでくる馬の姿。

ある場所では、馬の置き物。別の場面では、お酒「七冠馬」のラベル。そして街中で見かけた看板や映像にも、偶然とは思えないくらい馬の存在がちらついていました。

気づけば一日中、馬に囲まれていた感覚。

それはちょっとした出来事の連続だったのに、なぜか強く心に残る。不思議な気分でした。

そしてふと思ったのです。

「自分って、馬というより、亀だよな」と。

亀のような自分

僕は、せっかちとは無縁の性格です。

すぐに行動するよりも、まず考える。じっくり確かめてから、ようやく一歩。

そんな慎重さゆえに、周りのスピードについていけないこともあります。

でも、それが自分のペース。自分にとっての自然なリズム。

亀のように、のんびりと、でも確実に進むこと。

それが僕の生き方でした。

そんな自分に、今日なぜこんなに「馬」が現れたのか。

その理由を少し考えてみたくなりました。

馬と亀、それぞれの価値

馬は速く、力強く、自由で、風を切って進む象徴のような存在です。

その姿に憧れを感じる人も多いでしょう。

一方で、亀はゆっくりで、静かで、地味な印象があるかもしれません。けれど、亀には「長寿」「知恵」「忍耐」といった意味があり、古くから尊ばれてきた存在でもあります。

どちらも、違う形で人の心に何かを届けてくれる。

スピードも、目立ち方も違うけれど、それぞれに意味がある。

そして、自分に合った「歩み方」を選ぶことが、何よりも大事なんじゃないかと感じました。

馬が教えてくれたこと

もしかしたら、今日馬があれほど現れたのは、

「たまには風を感じてみてもいいんじゃない?」というメッセージだったのかもしれません。

いつも通りのペースでもいい。でも、少しだけ顔を上げて、新しい景色を見てみる。

その一歩が、思わぬところへ導いてくれることもある。

馬のように走れなくてもいい。

でも、心のどこかでその“軽やかさ”を思い出すだけで、世界はちょっと違って見える気がします。

馬の方から自分の背中に乗ってごらんよって声をかけてくれたのかもしれません。

馬が目についた一日

そんな日が、亀である自分を、少しだけ前に進ませてくれたような気がします。

スピードは関係ない。大切なのは、自分なりのリズムで、確かに一歩を踏み出していくこと。

確かな1歩のその先にもしかしたら早馬が待っているかもしれませんよ。

今日も佳き日に

コーチミツル

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