
”年相応”っていう言葉がありますが、
単純な意味としては、服装や髪形や立ち振る舞いであったり言動だったりが、年齢にふさわしいものであるということだと思います。ただ、それって、年が主であって、それに合わせるように何事もしないといけない的にも感じて、なんだか窮屈な感覚を持ちます。
本当に”年”、年齢って一番の主役であり重要視されるものなのでしょうか?
確かに、年を重ね、何もしなければ体力的にも筋肉が落ちて、運動がしにくくなりますし、勿論、自分の膝もそうですが、経年劣化や怪我など身体のあちこちが弱くなったり痛んだりして動きにくくなるのも確かです。
ですが、よく考えてみると、細胞は常に生まれ変わっています。先日のブログ#105でも新陳代謝の話もしましたが、ネットで検索して調べてみたところ、
カラダの中の約60兆の細胞のうち主な細胞の入れ替わり周期は、
- 皮膚:約1ヶ月で入れ替わる
- 血液:約4ヶ月(100~120日間)で入れ替わる
- 骨:幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で入れ替わる
- 脳・肝臓・腎臓:約1年で入れ替わる
- 胃の粘膜:約3日で入れ替わる
- 腸の微絨毛:約1日で入れ替わる
- 肝臓・腎臓:200日サイクルで入れ替わる
- 心臓:22日周期で入れ替わる
- 筋肉系:約2ヶ月間の周期で入れ替わる
- 骨折に関係のある細胞:3ヶ月周期で入れ替わる
であり、確かに、指を包丁で切ったりしてもきちんと元に戻りますし、献血しても数カ月後はまたできる状態になります。もちろん、この入れ替わりには身体づくりに必要なたんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、 ミネラルなどの栄養素、運動や休養、水、酸素などが必要になるということでした。
これを踏まえて、冒頭の”年相応”を改めて考える時、おそらく、年齢だけでなく人によって老化の度合いや栄養バランスにより違いがでてきますので、年齢とひとくくりにするより意味合いとしては、パット見た雰囲気≒年であって、それに合った服装や髪形や立ち振る舞いであったり言動だったりするのではないかと思います。
ただ、これもなんだかちょっと考えが浅い感じがします。深さ5㎝くらい(笑)
そこで、自分がしっくりする表現を探すとすると、その答えは、
”自分相応”ということになるのかなと思います。私の友人にロックンローラーのギターウルフのセイジ君がいますが、今年はヨーロッパツアーやオーストラリア、ニュージーランドでライブしまくっています。自分と中学生の時同じクラスでしたが彼は年相応という意味では、赤いちゃんちゃんこを着て祝う年代です。ですが、革ジャンに皮パンツにブーツにサングラスで”ロッケンロー”って叫んで歌う姿は惚れ惚れしますし、その真っすぐな姿勢はカッコイイ以外に言葉を思いつきません。誰が何といおうと自分を貫く姿が最高に素晴らしいです。なので、”自分相応”です。
”自分相応”とは付け加えると”自分らしさ相応”ということになりますが、その自分らしさというのが何か・・・。実はそこが分からない人が多いのではないでしょうか。人生は自分探しの旅でもありますからね(笑)
自分らしさを目指すために、人生をより深みのある、より良い明日を目指すために、コーチングを受けてみるのも解決の糸口になるかと思います。ご興味がありましたら連絡ください。

今日も佳き日に
コーチミツル