669.第5話 Amazonの「これ、何を買った?」を追いかける「AIとつくる、暮らしのデータベース」全6話

前回は、レシートとクレジットカードの利用明細を組み合わせることで、支出をより正確に確認できるのではないか、という話を書きました。

レシートには「何を買ったのか」が残る。

カード明細には「どこに、いくら支払ったのか」が残る。

この二つを照合すれば、記録漏れにも気づけます。

ところが、実際にカード明細を見てみると、また一つ問題が出てきました。

最近は本当に便利になって、書籍だけでなく、ラッパのアクセサリー、事務用品にサプリメントなど様々なものをAmazonで購入する機会が多くなってきています。

そんな中で、例えば

AMAZON.CO.JP 1,980円

これを見て、

「1,980円……何を買ったんだっけ?」

となるわけです(笑)。

Amazonの買い物は意外と分からない

実際のカード明細を見てみると、同じ日にAmazonへの支払いが何件も並んでいることがありました。

AMAZON.CO.JP。

Amazon Marketplace。

金額もそれぞれ違います。

Amazonをよく利用していると、一つ一つ覚えているわけではありません。

カード明細だけでは、何の商品を買ったのかまでは分からないことがあります。

だったら、

Amazonの注文履歴とカード明細を照合すればいいのでは?

と思いました。

Amazonにも「取引」の記録がある

Amazonの注文履歴を開くと、

注文日、商品、金額、注文番号などが確認できます。

さらに「取引」を確認すると、実際に請求された金額や、支払いに使ったカードの下4桁なども表示されます。

そこで、

Amazonの注文履歴
↓
Amazonの取引
↓
クレジットカード明細

とつないでいけば、

「カード明細にあるこの金額は、この買い物だったのか」

と確認できるわけです。

注文番号なども、照合するときには役立ちます。

Amazonの履歴を全部入れる必要はない

ここで、自分はまた欲張りそうになりました(笑)。

「Amazonの購入履歴も全部データベースに入れたらいいんじゃない?」

と。

でも、個人向けAmazonでは、詳細な注文履歴を簡単に一括で取り出すのは難しそうです。

一件ずつコピーしたり、画面を何枚も保存したりするとなると、かなり面倒です。

せっかく暮らしを便利にするために始めたのに、データを作ること自体が仕事になってしまったら続きません。

そこで、考え方を変えました。

全部集めなくてもいい。

普段はカード明細を確認する。

そこで、

「このAmazonの支払い、何だったっけ?」

というものが出てきたときだけ、Amazonの注文履歴を確認する。

このくらいがちょうどよさそうです。

毎月出てくる支払いもある

カード明細を眺めていると、Amazon以外にも気になるものがありました。

Google One。

APPLE.COM/BILL。

@nifty。

そしてAmazonでは、Audibleなどの継続的な支払いもあります。

一件ずつなら、それほど気にならない金額かもしれません。

でも毎月となると話は変わります。

月額数百円でも、いくつも契約していれば年間ではそれなりの金額になります。

しかも、

「これ、まだ使っていたっけ?」

というサービスが混ざっているかもしれません。

そこでAIに、

「毎月繰り返している支払いを探して」

と頼めば、サブスクリプションらしい決済を見つけることもできそうです。

二重払いにも気づけるかもしれない

以前、自分でもAmazon関連の会費などが二重になっていないか気になったことがあります。

こうしたものも、毎月のカード明細をデータとして蓄積していけば、

同じような名前の支払い。

同じ金額の支払い。

短期間に繰り返されている支払い。

などを「確認した方がいいもの」として拾える可能性があります。

もちろん、

同じ金額が二つある=二重払い

ではありません。

家族の分だったり、別の商品だったりすることもあります。

AIに不正かどうかを決めてもらうのではなく、

「これ、一度確認してみませんか?」

と教えてもらう。

そのくらいの役割がちょうどいいと思います。

身に覚えのない決済を見つけるためにも

さらに大切なのが、不正利用です。

カード会社にも不正利用を検知する仕組みはありますが、自分自身で明細を確認することも大切です。

ただ、何十件もの明細を毎月一件ずつ眺めるのは、なかなか大変です。

レシートやこれまでの支払い履歴と照合して、

「これまで見たことのない利用先です」

「対応するレシートがありません」

「いつもの支払いとは金額が違います」

といったものをAIが候補として出してくれれば、確認はずいぶん楽になるかもしれません。

ここでも大切なのは、AIが、

「これは詐欺です」

と判断することではありません。

いつもと違うものに気づく手伝いをしてもらう。

最後に判断するのは自分です。

記録するものから、暮らしを守るものへ

最初は、本当に単純な思いつきでした。

レシートを手帳に貼る代わりに、写真に撮ってAIに読んでもらう。

それだけでした。

ところが、

レシートを記録する。

支出を振り返る。

カード明細と照合する。

Amazonの買い物を確認する。

サブスクを見つける。

不明な決済に気づく。

と、少しずつ用途が広がってきました。

「暮らしを記録するデータベース」が、「暮らしとお金を守るデータベース」にもなってきた。

これは、自分でも予想していなかった展開です。

ただ、ここまでお金の話が続きましたが、そもそもの出発点は家計簿を作ることではありませんでした。

レシートには、もっといろいろな暮らしの情報があります。

お酒。

車の燃料。

野菜の種や苗。

植物。

食べ物。

そして、自分の行動。

最終話では、もう一度そこへ戻ってみます。

一つのデータを、違う角度から見ると何が見えてくるのか。

「暮らしのデータベース」の全体像を考えてみたいと思います。


次回 第6話 家計簿だけではなかった
「AIとつくる、暮らしのデータベース」全6話

今日も佳き日に

コーチミツル

AI利用に関するご注意

このシリーズでは、レシートやカード明細などをAIで整理・分析する方法を紹介しています。

これらの情報には、個人情報や生活に関する情報が含まれる場合があります。AIを利用する際は、各サービスのプライバシー設定やデータの取り扱いを確認し、カード番号全体、セキュリティコード、住所・電話番号など、分析に必要のない情報は入力しないようにしてください。

AIサービスによってデータの取り扱いや設定は異なり、変更される場合もあります。利用するサービスの最新情報をご確認ください。

※このシリーズでは、第6話でAIサービスの設定についても触れています。

#暮らしのデータベース #AI活用 #Amazon #クレジットカード #カード明細 #サブスク #支出管理 #家計管理 #不正利用対策 #二重払い #お金を守る #暮らしの記録 #WellLog


Coach Mitsuruをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!